2019年夏過ぎから、2020年夏頃までの1年において「下落トレンド」といった傾向が続いていましたが、2020年夏からは、「上昇」となるモデルが多くなり、今では2019年上半期のピーク水準以上となっているモデルが多々ある状況になっています。
しかしながら、パテックフィリップにおいてそういった傾向となっているモデルは多くなく、特にノーチラスではほぼ見かけない状況。これまで、デイトナとともに「腕時計の王様」のような存在感だった5711/1A-010ですら、11月現在でも回復傾向とはなっていない様子があるのです。
ですから、パテックフィリップの人気モデルは、感覚的には「緊急事態宣言中とほぼ同じ水準」であるわけで、あまり動いていない様子があるといえます。
けれども、そういった状況の中で、アクアノートの5167/1Aは値上がり傾向となっており、パテックフィリップとして、ほぼ唯一「2019年上半期水準以上」となっていることは先日の記事でお伝えしたとおりです。
そして今回、もう1つそういった状況となっているモデルがあることをお伝えできる状況となっているのですが、そのモデルこそ5711/1R-001であります。
これは、まさに「K18ブレスレット」のモデルでありますが、この要素こそ、ここ数ヶ月において目立った上昇となっているアイテムであります。
ロレックスを中心にK18ブレスレットの腕時計はスポーツ系、ドレス系を問わず「数ヶ月で数十万円」といった単位の値上がりをしているわけですが、5711/1Rもそれらと同様の動きとなっているわけです。
ただ、5711/1R-001の場合、それらと上昇の桁が若干違います。
この5711/1R-001は、2020年2月に約1149万円だったのですが、現在水準は約1293万円。つまり、9ヶ月で約143万円の上昇となっているわけで、ロレックスのK18ブレスレットよりも派手な値動きをしていることがわかります。
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パテックフィリップノーチラス5711/1R-001の価格比較
時計名 | 状態 | 2020年2月の安値 | 期間 | 2020年11月の安値 | 変動した額 | 残存価額 |
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パテックフィリップ ノーチラス 5711/1R-001 |
中古 | ¥11,498,000 | 0年 9ヶ月 |
¥12,937,000 | 1,439,000 | 112.52% |