今年の中古腕時計相場といえば、当初は「値下がり」という印象だったものの、今ではすっかり「値上がり」という印象になっている様子があります。
特にサブマリーナにおいては、「値上がり」という印象が大きく、実際2020年において「数十万円単位の上昇」となったモデルが少なくありません。
そのきっかけこそ、9月の一斉モデルチェンジだったといえますが、それによって生産終了が発覚した旧6桁世代が軒並み値上がりしたのです。
そして、そのような影響は5桁世代にもあったわけで、16610は80万円台という水準に到達しているわけです。
では、今回お伝えする4桁世代はどうかというと、こちらは意外な結果となります。
それはどうかというと、「この1年でほぼ値動きしていない」という答え。
2019年12月水準が128万円だったのに対し、現在水準が約128万円。この1年での変動額は7000円程度となるのです。
4桁といえば、かつては「憧れの存在」というポジションであると同時に、「最も高額」なポジションでもありました。
つまり、その時点の相場において、現行モデルと比べた場合でも「かなり高い」となるのが4桁スポーツモデルの価格帯だったわけです。
しかし、今の状態では1680は126610LNよりも安いという状況。また、旧モデルとなったばかりの116610LNと比べても大きな差がない状態です。
実はこの1680、以前から「4桁としてはお得感がある」という状態だったのですが、これまでの記事での比較対象は116610LVや16610LV、つまり緑サブだったのです。
それが今や緑サブは1680よりも遥かに高い水準となっているため、比較対象は116610LNが妥当。相場もかなり追いつかれている状況となっています。
4桁の希少性や他の年式と比べた際の価格序列からして、1680という存在は魅力的だと思うのですが、相対的に高くない状況は今でも続いている様子。つまり、1年前でも今でも「お得感がある存在」という状況から変わっていないわけです。
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ロレックスサブマリーナ1680の価格比較
時計名 | 状態 | 2019年12月の安値 | 期間 | 2020年12月の安値 | 変動した額 | 残存価額 |
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ロレックス サブマリーナ 1680 |
中古 | ¥1,280,000 | 1年 0ヶ月 |
¥1,287,350 | 7,350 | 100.57% |