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2021年におけるZ番の評価、GMTマスター2青赤ベゼル16710

2017年頃から、特に人気が高まったと感じる存在が、パテックフィリップノーチラスと、このロレックスGMTマスター2だといえます。

それらに共通するのは、2000年代前半頃までは不人気といったキャラクターだったのが、2000年代中盤から、逆に人気モデルとなった点です。

そして、そのような人気度が2017年頃からさらに強まったというのも同様なのです。

そんなノーチラスGMTマスター2ですが、現在の様子はどうかというと、あまり元気がないといったところ。

パテックフィリップでは、ノーチラスよりもアクアノートの値動きが目立ち、ロレックスではGMTのマスター2よりもサブマリーナのほうが値動きしているという状況となっているわけです。

ただ、GMTマスター2には、強い要素を持つ存在もあるため、もしかしたらそういたことに該当するモデルは「サブマリーナよりも強い」といった様子を見せているかもしれません。

というわけで、今回は「評価される」要素を持つGMTマスター2について考察しようと思うのですが、今回取り上げるのは、16710であります。

ロレックスといえば、同じモデルでも「特に評価される」要素がありますが、それらは年式だったり、他とは微妙に違う仕様、といったものであります。

そしてそれは、すべてのモデルに該当するわけではなく、特定のモデルに限られる傾向があり、その大半が5桁世代のスポーツモデルだといえます。

特に有名なのが、5桁デイトナGMTマスター216710、サブマリーナの16610LV

デイトナには、

  • 200タキメーター
  • 4段文字盤
  • A番、P番
  • といったモノがレア要素として該当。

    GMTマスター2には、

  • スティックII
  • Z番、M番
  • などが該当。

    16610LVには、

  • フラット4
  • ビッグスイス
  • などが有名です。

    そして、そういったことに該当するモデルは、同じ型番でも「特に高い」といった傾向があり、その時点でのボトム価格個体と比べて、数十万円以上高いということが当たり前となっています。

    今回お伝えするのは、16710のZ番ですが、これは最終年式の1つ前というレア要素に該当します。

    デイトナでいうところのA番のような存在ですが、最終年式ほど高くないものの、それなりに高いというポジションであるわけです。

    16710(青赤)Z番の2017年1月水準は約89万円だったのですが、当時16710(青赤)自体のボトム価格は60万円台でした。ですから、通常個体よりも「30万円近く高い」というのが、2017年におけるZ番の評価だったということになります。

    では今、このZ番の16710はどうなっているのでしょう。

    その答えは、約127万円ということになるのですが、これをどうやって捉えるかというと、「以前と比べると弱い」という感想になるといえるのです。

    ロレックス GMTマスター2 赤青ベゼル 16710 Z番(2006年頃) SS レッド ブルー ブラック メンズ 腕時計 A+ランク
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    ロレックスGMTマスター2青赤ベゼル(Z番)16710の価格比較

    時計名 状態 2017年1月の安値 期間 2021年1月の安値 変動した額 残存価額
    ロレックス
    GMTマスター2
    青赤ベゼル
    (Z番)
    16710
    中古 ¥896,400 4年
    0ヶ月
    ¥1,278,000 381,600 142.57%
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