つい数週間前まで、「K18腕時計の上昇」という動きが目立っていましたが、この数週間の間において、デイトナやノーチラスといった、人気SSスポーツが上昇したことにより、K18の上昇という値動きが忘れられてしまったようにすら感じます。
では、このところのK18の様子はどうかというと、決して値動きが目立たなくなったわけではありません。
それは、このアクアノートの動きを見ると分かりやすいのですが、K18の素材価値というだけではないような評価がされている状況があるのです。
初代アクアノートのK18モデル、5065J-001の現在水準は、なんと700万円台中盤にまで到達しています。
つい数年前までは、高くても300万円ぐらいといった感覚だったこのモデルは、400万円以上の上昇という値動きをした結果、以前とは全く違う価格帯になっているわけです。
この5065J-001の700万円台という価格に対してですが、筆者としては以前から「いつかこうなっても不思議ではない」という感覚があります。
なぜなら、この時代のアクアノートのK18モデルは数が少なく、特にラージとなるとレア。「初代アクアノートへの評価の高まり、そのYGモデルの希少性、及び、近頃のK18人気というトレンド」などが重なると、このような価格帯になるのは不思議ではありません。
実際、これよりもさらにレアな、ブレススレットの5065/1Jのほうは、以前の段階からこのような「雲上」ともいえる価格帯になっていたわけで、ラバーベルトの5065Jのほうがこうなっても違和感はないわけです。
ちなみに、初代アクアノートのYGモデルをレアな順に並べると、『5065/1J⇒5066/1J⇒5065J⇒5066J』となります。
ブレススレットの/1Jはほぼ中古市場に出ないほどレア感が高いわけですが、今回の値動きによって、5065Jまでがかなりな評価となったといえるのではないでしょうか。
パテックフィリップアクアノート5065J-001の価格比較
時計名 | 状態 | 2018年1月の安値 | 期間 | 2021年2月の安値 | 変動した額 | 残存価額 |
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パテックフィリップ アクアノート 5065J-001 |
中古 | ¥2,786,400 | 3年 1ヶ月 |
¥7,480,000 | 4,693,600 | 268.45% |