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伝説的な値動き、デイトナ116500LN白文字盤

116500LNの2016年10月の新品実勢価格は、もちろん定価よりも高い「プレミア価格」だったわけですから、当時の印象としては割高感があったといえます。

まして、冒頭でお伝えしたように、新作は「デビュー時が最も高い」という傾向が、116500LN前の時代には当たり前だったわけですから、2016年の段階で定価よりも高い価格で買うなんて「無駄」と思われたかもしれません。

しかしながら、実は2016年の「割高」に見えたプレミア価格で116500LNを買っても問題なかったということは、2017年の記事でもお伝えした通り。それが今や、「問題なかった」どころか、「買っていれば良かった」となるわけです。

この116500LNに対して、定価で購入することを頑張る行為は「デイトナマラソン」と呼ばれていますが、マラソンをせず、時間も労力も費やさずに「プレミア価格」で買ったとしても、2016年⇒2021年で200万円以上もの値上がり体験ができたという事実は重要だと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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