今年、2021年の2月頃から、「目立った値動き」となっているデイトナの116520。
このモデルは、2016年に116500LNが登場した際に生産終了となったわけですが、なぜか「生産終了から5年」というタイミングの今、派手に上昇しているのが興味深いといえます。
ただ、4月7日までは「SSデイトナが今年モデルチェンジするかもしれない」という予測に基づく値動きだったということができました。
しかしながら、4月7日の新作発表では、SSデイトナの新作発表はなく、「メテオライトが復活した」というニュースがあったに過ぎません。
そういった意味では、新作発表以降の116520の値動きが「停滞」したならば、「新作発表予測に基づく値動き」だったと説明できるわけですが、実はそういったことはないのです。
実際、4月7日以降も、116520は派手に値動きしている状況が続いています。
ちなみに黒文字盤も白文字盤も動いているわけですが、例えば黒文字盤の場合、4月9日時点でのボトム価格は約223万円。それが4月26日現在では約244万円となっているのです。
ですから、4月の「ロレックス新作発表」において「SSデイトナの発表がなかった」ということが分かった後にも、20万円近い上昇をしているということになります。
116520といえば、近年の印象として「SSデイトナとしてあまり動かない」という印象でした。
実際、値動きは16520と比較するとかなり地味。2018年10月⇒2020年12月での値動きが11万円程度の上昇に留まっていたということもあります。(白文字盤)
その際、筆者は2020年12月当時、この白文字盤を「検討する面白さがあるかも」と表現したわけですが、そのときの水準は約189万円だったわけです。
それが今や、116520は「数ヶ月で数十万円」という値動きをする事態に変化。
実際、この白文字盤は3月⇒4月というこの1ヶ月間で、なんと30万円以上の上昇となっているわけです。
ロレックスデイトナ白文字盤116520の価格比較
時計名 | 状態 | 2021年3月の安値 | 期間 | 2021年4月の安値 | 変動した額 | 残存価額 |
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ロレックス デイトナ 白文字盤 116520 |
中古 | ¥2,145,000 | 0年 1ヶ月 |
¥2,450,000 | 305,000 | 114.22% |