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パシャC=男性はやっぱりありかも

カルティエパシャCというと、本来男性用の時計でありながら「女性用」という印象が強い時計。以前より「男女兼用」という表記が浸透していましたが、女性用という印象は年々強くなっていきました。現在のカルティエ公式ホームページによると女性物カテゴリにのみ「パシャドゥカルティエ」の文字を確認できるということは以前お伝えした通りです。

そして、近年他の時計が値上がりする中で依然として安い状況を保っているパシャC

かつて中古が20万円以上したこの時計の現在相場は良くて15万円前後といったところです。(程度の良い物が11万円台で入手可能だったりします)

街中でもパシャCをしているのはたいてい女性。

カルティエが「女性物」とホームページ上で解釈していることや、主に女性が着けているというイメージにより完全に女物となってしまったように見えたパシャCですが、インスタグラムを見ていると「男性用としてあり」と思わせてくれるではありませんか。

特にこの写真。

ビシっと決めたスーツに黒文字盤のパシャC

女性用という印象を与えない着こなしです。

筆者もパシャC、非常に好きな時計なのですが「女性物」というイメージを真に受けて最近注目していませんでした。

しかしインスタグラムを見て改めて見てみると、やっぱり良いなと感じさせてくれます。

特に綺麗だと思うのが白文字盤。

このビッグデイトは2000年頃にモデルチェンジしたほうです。

5時位置にスモールデイト表示があった白文字盤はそれより以前のモデルです。

ちなみに、スモールデイトの白文字盤とビッグデイトの白文字盤、裏蓋を比較すると文字の配置デザインが異なります

当然、ビッグデイトの配列が新しいモノです。長期に渡り同じ仕様で生産された黒文字盤の年式を見る際には、この裏蓋の違いで1999年頃以前か以後かがわかります

ちょっとマニアックな話なのですが、スモールデイトの白文字盤の最終型にこの後期裏蓋仕様のモノが存在します。

筆者としてはスモールデイトの白文字盤が最も美しいと思うので、後期裏蓋のモデルが欲しいと思うのです。

そしてそうやって、パシャCを見ていくと気づいたことがありました。

それは、パシャCの個体が減っているということ。

以前であれば選びたい放題といっても良いほど在庫が沢山あったパシャC、気づかないうちに少なくなってきているではありませんか。

と思ったら、レディースカテゴリに登録されている個体が多いだけでした。

つまり、リユース市場においても男性用と認識されなくなっているパシャC

しかし、インスタグラムを見ると、海外ではきちんと男性用と認識されているようなので、日本でもパシャCが再度「男性用」という認識になることを期待します。

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