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2016年水準と変わらない、ラジオミールPAM00062

近頃、パネライの値動きがあまり元気がないといった感覚がありますが、そうはいってもこのWGラジオミールのようなモデルの場合、「2016年水準と同じ」という事例はあまり多くないと感じます。

このWGラジオミールやエルプリ搭載のルミノールクロノなど、2000年前後といった時代に現行モデルだった“高級なパネライ”は、いわゆる“尖った要素のあるパネライ”だといえます。

そういったパネライの多くは、2016年水準と比べた場合「高くなっている」という傾向があるわけです。

実際、ルミノールクロノの52番は、2016年水準では60万円台でしたが2019年には100万円以上。また、ラジオミールでも、141番は2017年5月に約69万円だったのが、2020年8月には約79万円となっています。

それに対して、この62番は、2016年⇒2021年現在までの変動が「ほぼ無い」といっても過言ではない様子だといえます。

そういった意味では、62番は、尖った要素を持つ存在でありながら、「2016年水準とほぼ変わらない」わけですから、「相場が高いから買いたくない」と感じている方には、検討する価値がある1本だといえるかと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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