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この5年で最も大きな変化、カラトラバ5107J-001

2000年代前後といった時代に現行だったカラトラバは、5196の1つ前世代といった印象で、これまでの中古相場は、130万円台が主といった感覚だったといえます。

しかしながら、そういった世代において、この5107J-001だけは「別」といった様子。なぜかというと、2016年の段階で200万円以上という水準に位置していたからです。

この5107が登場したのは2000年だと思われますが、2000年代前半当時の新品実勢価格からは、「それほど高いモデルではない」という印象を受けました。

むしろ、その頃、この5107Jよりも5000Jのほうが高値といった傾向だったわけですが、実際オーソドックスに見える5107Jに対し、5000Jは黒文字盤。5000Jのほうが、カラトラバとしてはレアな要素を備えているわけです。

しかし、2010年代中盤頃からの段階では、5000J120万円台、130万円台といった様子である一方、この5107J200万円以上といった価格帯だったわけです。

また、5107GやRといった他の素材でも、200万円以上といった様子は同様で、5107系は全体的に高いといった傾向がありました。

なぜ、2010年代になって5107が、抜きん出て評価されるようになったのかは不明でありますが、少なくとも2015年頃から200万円以上という水準に位置していたわけで、かなりな評価となっているのは確かであります。

実際、この5107J-001の2016年6月水準は216万円という状況だったのです。

ただ、この5107J-001の値動きは、2016年以降、値下がったり値上がったりを繰り返す傾向があり、「200万円前後」といった状況からあまり変わっていないともいえます。

2016年以降、最も高かったのが、2019年2月の約232万円という水準ですが、2020年4月には値下がりトレンドの影響もあり198万円に下落しています。

ただ、その1年後の2021年4月には、220万円にまで回復。2019年水準にまでは届かなかったものの、それなりに高くなった様子を見せていました。

とはいえ、この5107J-001は、2016年6月の段階で216万円だったということを考慮すると、2019年2月水準も、2021年4月水準も「そこまで変わっていない」といえます。

実際、これまで見た5107J-001水準として最も高かった2019年2月を例としても、『2016年6月の水準の16万円高』にとどまっていたわけです。

そのような経緯があるこの5107J-001ですが、なんと今、この5年で最も大きな変化となっている様子があるのです。

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