今年3月時点で、旧6桁サブマリーナとしては「驚くほど変化していない」と表現できた116613LB。
サブマリーナは、昨年9月に一斉モデルチェンジされた際、生産終了が発覚した旧6桁モデルが一斉に上昇した経緯がありますが、例外的にこの116613LBは、あまり大きな変化をしていなかったわけです。
例えば、緑サブの場合、2020年9月に約229万円に上昇したのが、11月には約174万円にまで下落。その後持ち直し、現在では約219万円にまで回復しているという様子があります。
その一方で、116613LBは、特に目立った変化がなく、2020年3月水準が約140万円、その1年後である2021年3月水準が約149万円という様子でした。
つまり、生産終了という大ニュースがあった2020年⇒2021年の1年間でも9万円の差という状況に過ぎなかったわけで、「驚くほど変化がない」といえたのです。
また、2020年9月の新サブマリーナから、今年4月に発表した新作に至るまで、ロレックスは、5桁世代と同じような配色ルールに戻ったという傾向があります。
そのため、なにかと「独特」な要素があった旧6桁は、特異な世代だったということになったわけで、生産終了となった今では「レア感」があるといえます。
そしてまさに、この116613LBの前期モデルこそ、その旧6桁特有の「特異さ」が際立つ存在です。
青サブといえば、歴代モデルを通じて「サンレイの青文字盤」が綺麗といわれていたわけですが、なぜだかデビュー時の116613LBは「サンレイではない青文字盤」だったのです。
それが不評だったようで、2014年頃に文字盤がサンレイ化。それ以降のモデルが後期であります。
2014年に近い時期は、後期文字盤のほうが人気だったわけですが、今となっては、“特異”な前期のほうが評価されても不思議ではありません。
しかしながら、前期が特に評価されるといったことはなく、現在水準をみても、前期と後期は近い価格帯となっています。
また、116613LB全体としてのボトム価格も前期となっており、現在水準は約159万円といったところです。
さて、この約159万円という水準についてですが、これは3月の約149万円と比べると、10万円ほどの上昇となっている様子です。
2020年3月⇒2021年3月の1年間での値動きが9万円だったわけですが、今回の変動は、3月⇒7月の4ヶ月で10万円。ですから、「驚くほど変化しない」という状況からは脱したといえるかと思います。
ロレックスサブマリーナ前期文字盤116613LBの価格比較
時計名 | 状態 | 2021年3月の安値 | 期間 | 2021年7月の安値 | 変動した額 | 残存価額 |
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ロレックス サブマリーナ 前期文字盤 116613LB |
中古 | ¥1,498,000 | 0年 4ヶ月 |
¥1,599,400 | 101,400 | 106.77% |