腕時計投資新聞

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ガンガン使える実用時計、オメガ『シーマスター』チタン2231.50

2001年当時、高級腕時計の選択肢としてもっともポピュラーなのが、

 

 

の4ブランド。

これら4つは都心ではない地方のドンキホーテでも結構な種類が販売されていました。

大体の取り扱いと価格帯はというと、

ロレックス

 

  • サブマリーナデイト

38万円

  • エクスプローラ

41万円

オメガ

 

13万円

24万円

18万円

21万8000円

カルティエ

 

28万円

ブルガリ

 

16万円

という感じでした。

(現在のドンキホーテでは六本木店にでも行かない限りこういう高級腕時計を目にすることがなくなり残念であります。)

で、その頃の高級腕時計の選択肢ってドンキに限らず上記のラインナップが基本形

初めて高級腕時計を買おうとしている多くの人がこの4ブランドから選んでいたと思います。

そして、その際チタンを選ぼうと思ったらこのオメガシーマスターぐらいしかなかったのです。

ちなみに、チタンって低アレルギーとか軽いという機能面よりも、ステンレスよりやや黒めの色合いを楽しむ、という趣旨でメーカー側もユーザー側も理解していたと思います。

実際、オーバーシーズのチタンベゼルとかパネライクロノグラフのチタンとステンレスのコンビなんてまさにデザイン的な側面からのチタン採用。

しかし、軽くて低アレルギーで腐食にも強いというチタンの腕時計は実用時計として、かなり重宝されるモノだと思います。

なのですが、時計においては「変わり種素材」という印象のためラインナップされるモノも少ない傾向にあります。

数少ないチタンの中で、シーマスター300は最も実用的な要素の強いモデル

毎日ガンガン使うのにぴったりな選択肢でしょう。

しかも相場は結構安定。

値上がりは期待できないと思ったほうが良いですが、極端な値下がりもしないのでうまくいけば実質0円で楽しめるかもしれません。

というか、メインの時計として100万円以上のモノを持っているけど、大事に扱いたいという場合、サブにもってこいなのがこのシーマスター300m

オメガの腕時計ってかなり本数が多めですが、このチタンモデル(2231.80)に関しては流通量が少なめ。

最近10万円台のオメガによく見られることなのが程度の良い物が減りつつあるという現象。

流通量が少ないだけに30万円台の時計と同じようなクオリティのモノは今後購入のハードルが上がるかもしれません。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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