腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
2015年9月21日更新

だいぶ地味な特別なモデルだった、プラチナのブルガリ・ブルガリ(BL33PL)

資料が手元になかったため、過去の具体的な流通価格が示せなくて申し訳ないのですが、最も腕時計が安くなったリーマンショック以降~2010年頃においても50万円以上の価格で取引されていた記憶があります。

また、この33mmメンズサイズが現行だった2000年代前半において革ベルト&ステンレスケースのブルガリブルガリが15万円ほどで取引されていた時期には80万円ほどの価格で取引されていたと思います。
(当時のブルガリブルガリといえば、33mmのステンレスケース&ステンレスブレスレットモデルが主流でドンキホーテなどで19万8000円で売っているのをよく見かけました)

2012年以降ロレックスカルティエの価格が上昇している中で、ブルガリの値上がり率は良くありません。

逆にかつてのモデルは下落傾向といってもおかしくない状況です。

そして、この特別な、プラチナケースのブルガリブルガリもその例に入るのです。

33mmのメンズサイズ、という今となっては小ぶりなケースは腕に収まりがよく、私は非常にオシャレだと思います。

33mm、革ベルト、プラチナ、自動巻き。

さらに現在のジェラルド・ジェンタデザインからかけ離れているブルガリブルガリとは違い、美しいデザイン。

このブルガリブルガリ、40万円ほどという現在の価格だったら1本買っても良いな、と思わせてくれる時計です。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -