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2021年11月30日更新

40万円台という水準に到達、エアキング14000

そんな14000の中で、今回ピックアップしたのは、青アラビア文字盤。これは、現行だった時期に、「1番人気」といっても過言ではなかった存在です。

なぜ、そうだったかというと、この14000の文字盤、『3・6・9』「青」の雰囲気が、当時大人気だったエクスプローラー14270と似ているからです。

2001年1月において、エクスプローラー新品実勢価格の価格序列は「デイトナの次に高い」といった水準。約45万9000円という価格でした。(有名店の新品実勢価格)

それに対して、14000の青アラビア文字盤は約24.9万円(上記と同じ店舗の新品実勢価格)。

つまり、2001年1月時点では、14000青アラビアよりも、14270のほうが1.84倍ほど高かったということになります。

それに対して、現在の“14000青アラビア対14270”はどうかというと、14270のほうが1.59倍高いといったことになります。

14270といえば、70万円台という水準になったように「かなり高くなった」という印象ですが、実はこの14000、それに対して差が広がってるどころか、2001年比ではそれなりに迫っているといえる様子なのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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