腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

ようやく2019年上半期水準超え、エクスプローラー14270ブラックアウト

2021年12月11日更新
ロレックスのエクスプローラー14270について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年12月の安値と2021年12月の安値を比較し現在相場を考察。この1年0ヶ月での変動は138万5000円の値上がりだった。

エクスプローラー ブラックアウト 14270についての考察(2021年12月)

お知らせ

斉藤由貴生は、本を2冊執筆中のため、しばらくの間、短い文章でお伝えさせていただきます。新刊1冊目は、2021年12月20日。2冊目は、早ければ2022年1月に発売される予定です。

エクスプローラー 14270 ブラックアウト

エクスプローラーの中で「幻のモデル」といった存在感なのが、ブラックアウトでありますが、その代表的存在が14270の「3・6・9」が黒ラインというモデルです。

これは14270の初期に存在したようで、モデルによっては「ROLEX」表記などが銀文字となっているという違いもあります。(通常は白文字)

そういったイレギュラーなレア感と、見た目の格好良さが相まって、すでに20年前の段階から「抜きん出て高い14270」となっています。

ただ、そんなブラックアウトは、長らく下落傾向が続いていました。

この14270ブラックアウト(3・6・9が黒)は、2019年3月に約248万円という水準に到達していたのですが、その後、下落トレンドによって値下がり。2020年3月には208万円、2020年12月には約159万円というように、「数十万円単位の下落」が続いていたのです。

そんな14270ブラックアウトですが、2021年12月現在の水準はどうなっているかというと、なんと298万円という状況。

一気に回復しただけでなく、これまでピーク水準といえた2019年3月をも上回っているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

※広告が含まれる場合があります
ロレックス エクスプローラーI 14270 ブラックアウト/ホワイトレター 中古 メンズ

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年12月
の安値
2021年12月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
エクスプローラー
ブラックアウト
14270
中古 1年
0ヶ月
¥1,595,000 ¥2,980,000 1,385,000 186.83%

これまで見た、14270ブラックアウトの“最も高い時期”が2019年3月ですが、その際が約248万円

それに対して、現在水準は298万円ですから、ようやく2019年上半期水準を上回り、それより、50万円ほど高くなったということになります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。