新型の今年2016年に出たエアキングの文字盤は1種類のみ、これより旧型の5桁リファレンスモデルの文字盤ラインナップも『黒、青、ピンク、銀』にバーインデックスとアラビア数字タイプ、それとローマ数字の白文字盤といった程度でした。それが、ダイヤ付き文字盤+WGベゼルというラインナップまで登場したのが2007年にモデルチェンジされたモデルの特徴です。
5桁リファレンス時代にWGベゼル+ダイヤ付き文字盤といえばデイトジャストのイメージ。
ダイヤ付き文字盤、WGベゼルなどという仕様は決してエアキングに採用されるモノではありませんでした。
デイトジャストとオイスターパーペチュアルデイトの差、そしてそれとエアキングの間には明白な差があったのです。
5桁時代のエアキングといえば、若者の入門用ロレックスという印象。
ダイヤ付きの豪華モデルが欲しければデイトジャストを買えばよかったのです。
なのに、6桁時代になるとダイヤ付き文字盤が登場。
しかもダイヤ付き文字盤はピンクやら白やら数種類の文字盤色がラインナップされていたのです。
ちなみに、同じ文字盤のピンクは2014年8月に約32万円という価格。
現在のモノにも様々な価格が存在し、相場が掴みづらい時計です。
というのも、エアキングのこの文字盤、一般的に認知されていないのではないでしょうか。
エアキングにダイヤ付きって聞いたら「改造?」と思う人もいそうです。
しかしこれはれっきとした純正モデル。
ダイヤ文字盤だけでなく、特徴的なデザインのWGベゼルまで付いています。
これでは、デイトジャストのノンデイト版じゃないですか。
しかし、本来そういう需要に応えるモデルとしてロレックスには「オイスターパーペチュアル」が存在。
5桁リファレンス時代に、エアキングにはコンビがありませんでしたが、オイスターパーペチュアルのコンビは存在しました。
ということで、なぜ、エアキングでこれを採用したのかかなり謎です。
エアキングってスポーツ系かドレス系との間を行ったり来たりしている印象です。
かつて無いほどドレス寄りになったのが2007年から発売された6桁リファレンス。