それが現在、黒文字盤ならば16570と差がかなり少ない状態で購入可能です!
アイボリーが有名とはいえ、生産年数が短い16550はかなり希少。
約20年間生産された16570と見た目は非常に似ていますが、ベゼルのデザインや80年代フォントのデイト表示など、なんとなく雰囲気が違うのが良さの1つです。
16550 | 16570 |
そのため、90年代後半のロレックスブーム以降は16570よりかなり高いというのが1つの常識。
それが今、5万円程度の差になってるではないですか。
しかもこれ、現在のスポロレ相場の中でかなり下の方。
コレはお買い得。
ロレックスが全体的に異常なほど安くなった2008年11月でも58万円ですから、現在のモノはそれよりかなり安い水準です。
通常、16800のように、4桁リファレンスから5桁リファレンスへの移行期に生産されたモデルってあんまり評価されない傾向があるのですが、エクスプローラ2は別なのです。
その理由こそ、アイボリー文字盤の存在だったりするのですが、他モデルと一番の違いはフルモデルチェンジされたという点。
例えばGMTマスターの場合、1675と16750の見た目はそっくりですが、1655と16550の見た目は完全に異なります。
1675 | 16750 |
このようにフルモデルチェンジされたのにもかかわらず、すぐにモデルチェンジとなった稀な例なのです。
1655 | 16550 |
そして16550には謎が多いというのも魅力の1つです。
まず生産年が不明。
2年という情報もあれば、4年という情報もあります。
1984年製の16550が存在していますが、その年式には1つ前の1655も生産されています。
よって、モデルチェンジ前後のモデルが併売される可能性が低いというこで販売されたのは1655生産終了後の2年間ということのようです。
しかし、この時代のロレックス定価の資料を見ると、1655と16550が併売。
エクスプローラ2にかぎらず他のモデルも新旧併売というのが当たり前でした。
ということで、当サイトとしての見解は4年以上生産された派。
とはいえ、2年だろうが4年だろうがロレックスのスポーツモデルとして生産年数が短いことに変わりはありません。
さらにこの16550。ムーブメントも16570とは異なるのです。
いろいろと謎多き16550。
今、非常にオススメな腕時計の1つです。
なお文字盤下部分は「SWISS MADE」表記。年式的には「T<25」のトリチウム表記だと思いますが、正規メンテナンス時に文字盤交換がなされたものだと思います。(ふち無しダイヤルはトリチウムのルミノバ仕様に交換してくれたりするのですが、フチありだとそうはならない模様です。)
|