腕時計投資新聞

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2022年3月10日更新

腕時計投資の考え方ー転売行為との違いー

品薄になっている人気商品を相場よりも安く買った後、高く売却し利益を出す転売行為と、「腕時計投資」は異なります。

腕時計投資の考え方は、「資産性を考慮した腕時計選び」であり、よりお得に腕時計を楽しむことを重要視しています。

高級腕時計は、自動車同様、残価が残りやすい商品であるため、買った後、不要になったら「捨てる」のではなく、「売る」ということが一般的。そのため、中古腕時計は常時5万以上ものアイテムが販売されている傾向にあります。それだけ「売却」するシーンがあるからこそ、中古個体が存在しているのです。

つまり、多くの人にとって、高級腕時計は「いつか売るかもしれない」買い物であるわけです。そうであるならば、買う際に、資産性という点も「選ぶポイント」として考慮するということが成り立ちます。

自動車には、残価設定型ローンがありますが、腕時計もそれと同様。資産性を考慮して買ったならば、本当に消費する金額は、購入額ではありません。

まして、腕時計の場合、自動車よりも値動き(値上がり、値下がり)が起きやすい傾向にあり、自動車税、車検、保管場所等の維持費もかかりません。そういった意味で腕時計は、買った値段よりも高く売るという可能性が、自動車よりも高い傾向にあるといえます。

なお、自動車の場合でも転売行為とされる事例があります。それは、「注文から5年待ち」といった状態になっているような車種を定価で買って即売却するというような例です。そういった車種は、市場価格が定価以上のプレミアム価格となっている傾向があるため、定価で入手できたならば、事実上、市場価格よりも安く入手可能という状態になります。そのため、一部ディーラーでは、転売対策を行う場合がありますが、それはなぜかというと、「定価で買った瞬間、高く売ることができてしまう」からです。

高級腕時計においても、入手困難な人気商品を定価で買う事ができたなら、「買った瞬間、高く売る」という事ができてしまいます。そのようなことを実現するために、正規店をめぐり、市場価格よりも安価な定価で入手する、という行為があり「デイトナマラソン」などと呼ばれています。当サイトでは、デイトナマラソン、またはそれに準じる行為を推奨することは一切なく、情報として紹介することもありません。

当サイトで紹介している腕時計は、どれも中古品です。例えば、入手困難なモデルだったとしても、すでに定価よりも高い状態となっている中古腕時計を紹介しています。そのため、仮に、買った瞬間売ったとしても「高く売れる」という可能性はほぼありません。よって、いわゆる転売行為として成立するようなアイテムや情報の紹介は行っておりません。

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