腕時計投資新聞

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ウォーレンバフェットも愛用のデイデイトは60万円値上がり中、ロレックス『デイデイト』18238

このデイデイト、現在の129万6000円という価格は、ステンレス製の時計が2〜300万円してもおかしくない現在にだとなんだか安く感じます。

しかし、これでも2010年と比べると約60万円もの値上がり

2010年にこの時計が68万円で買えたってのもびっくりですが、当時の68万円というデイデイトはそんなに珍しくもない価格

よって、多くの人が68万円のデイデイトに見向きもしなかったのですが、その時買っていれば金無垢のロレックスを着けて楽しんで60万円以上値上がりするという体験をできたのです。

ちなみに、白文字盤のデイデイトを投資家で有名なウォーレンバフェット氏が着けていることは有名です。

バフェットといえば、食事はマックのクオーターパウンダー(プレーン)+チェリーコーク住まいはだいぶ昔に買った家車は日本でいうクラウン的なキャデラックのフルサイズ、と持ち物はそんなに豪華でないといことが有名ですが、時計は金無垢のデイデイトと豪華

もしかしたら、バフェットのデイデイト、実は68万円で買ったモノかもしれません。しかも、今だったらだいぶ利益がでた状態で売れます。

もしも、バフェットが「デイデイトを60万円で買って120万円で売った」なんて言ったならば、世界中の人達がバフェットを褒め称え、そして腕時計投資に注目するでしょう

しかし、バフェットが言ったから注目するのでは遅いのです。

本質を見れば、消費ではなく投資という観点で腕時計を楽しむということがいかに無駄がないかということが分かります。

ちなみに、バフェットの無駄なき姿勢はバークシャーハサウェイ社のホームページ(http://www.berkshirehathaway.com/)にも現れており、2016年現在でも十何年前から変わらない、素人がホームページビルダーで作ったようなページです。

それだけ浪費をしないバフェットであれば時計だって日本製の電波時計を選びそうかと思いきや、そうではありません。

家も、車も、特別高いものを選ばないバフェットが、時計だけは相対的に高いものを選んでいるという事実。

その理由こそ、まさに腕時計投資の考えである「本質的な得」を追求した結果なのかもしれません。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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