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現在相場考察

再び650万円台に返り咲き、サブマリーナ116619LB

2022年4月20日更新
ロレックスのサブマリーナー116619LBについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年11月の安値と2022年4月の安値を比較し現在相場を考察。この1年5ヶ月での変動は200万9000円の値上がりだった。

サブマリーナ 116619LBについての考察(2022年4月)

2008年に、6桁世代サブマリーナの第一号としてデビューした116619LB

このモデルが出るまで、ホワイトゴールドのサブマリーナという存在はありませんでしたから、出た当時は大きなインパクトがあったモデルです。

116619LBを前回お伝えしたのは、2020年11月と、1年半近くも期間が空いてしまったのですが、なぜかというと、2021年の年末ぐらいまでそれほど大きな価格がなかったからです。

しかしながら、今年になると、この116619LB派手な値動きに変化。

1月前半に520万円台だったのが、後半には570万円台、590万円台といった状況に変化。2月に600万円超えとなり、中旬には650万円台まで上昇しました。

けれども3月には620万円台に下落し、その後600万円前後といった状態が継続。最近までそういった状況が続いていたのです。

近頃の様子といえば、『1月2月は派手な上昇、3月に下落⇒1月後半並みに戻る』といった状況が多いと感じますが、この116619LBもそういった例の1つという値動きをしていました。

しかし、今、116619LBには、他とは異なる様子が見られるのです。

現在の116619LBはどうなっているかというと、なんと、再び650万円台に返り咲きしている状況。一旦は下落したものの、今年2月中旬のピーク水準にまで戻っているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年11月
の安値
2022年4月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
サブマリーナ
116619LB
中古 1年
5ヶ月
¥4,500,000 ¥6,509,000 2,009,000 144.64%

今回のサブマリーナ116619LBの値動きは、他の人気モデルとは一線を画すわけですが、これが他のモデルにも見られるようになるか否かが気になるところだと思います。

2月まで上昇し、その後下落となったモデルが、再び2月水準にまで戻るといった事例は、116619LB以外ではあまりみかけません。

もしもこれが、スタンダードになるならば、再び相場は「上昇」といった方向になっていくでしょうし、116619LBだけの事例ということであれば、昨日もお伝えした通り「一言で言い表しづらい相場」という状況がより複雑化したということになるかと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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