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72番や122番よりも明らかに高い、ルミノールクロノPAM00052

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ルミノールクロノ PAM00052

パネライ初期世代のクロノグラフといえば、マーレノストゥルムでありますが、それはプレヴァンドーム時代の作品。リシュモングループ入りして以降での初期作品は、このルミノールクロノPAM00052であります。

リシュモン時代における、初期パネライの特徴といえば、上級モデルにゼニス製ムーブメントを搭載していたという傾向があります。

この52番には、エルプリメロが搭載されており、ラジオミールの非限定モデルとともに、当時のパネライにおける上級モデルの中心的ともいえる存在感となっていました。

ただ、52番は1999年に500本限定で登場した“限定モデル”。限定でないモデルは、翌年2000年に登場した72番であります。

52番と72番、どちらも黒文字盤ですが、両者の違いは、52番が銀色のインダイヤルなのに対して、72番は黒という点。また、52番にはデイト表示がありません。

ちなみに、エルプリメロ搭載パネライの最終モデルとして2002年に122番が登場していますが、そちらは52番と同様、インダイヤルが銀。パネライに詳しい方でないと、見分けが付きづらいといえます。

また、122番は非限定モデルでありますが、2002年のみの生産かつ、エルプリメロ最終世代ということもあって、数が少なくレア。数年前までの中古市場では、52番よりも出現数が少なく、希少性が高いという印象があったといえます。

とはいえ、52番、72番、122番といったルミノールクロノの中で、どれが一番レアかというと、やはり最初に登場した52番ということになるでしょう。

52番は、最も先に登場したルミノールクロノであると同時に、“デイト表示がない”とか、一部モデルはべゼルにタキメーターが無いといった特徴があるわけです。

そういった初期モノらしいイレギュラー感と、銀色インダイヤルの格好良さがあいまって、52番の評価は2019年頃からようやく高い状態となってきたわけですが、2022年現在では、72番や122番よりも明らかに高いという立ち位置になっているのです。

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オフィチーネパネライルミノールクロノPAM00052の価格比較

時計名 状態 2019年7月の安値 期間 2022年6月の安値 変動した額 残存価額
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