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2016年8月26日更新

65万円以上の値上がり、ロレックス『GMTマスター』1675

高値というだけじゃなくて、世界中で大人気となった青赤ベゼルのGMTマスター

フェラーリ元会長で現在アリタリアCEOを務めるモンテゼーモロ氏が、このフチなし文字盤の青赤GMTをしている姿は有名です。

そんな、不人気から一気に人気の腕時計となったGMTマスターですが、実は安値で買えたチャンスがあったのです。

それが2010年!

なんてたって、2007年にはすでに高値となっていたGMTマスター

そして特に高い4桁リファレンスが、30万円を切る価格で買えたなんて、とてもビックリ。

2010年において、すでにGMTマスターは高くなっていたので、なんとなく高いという印象なようですが、実は2006年以前並の安値だったのです。

これ、値段の上下がすごい。

こんなに値段の上下が激しいと値落ちリスクがある一方、高いリターンを得る可能性があるという、なんとも高いギャンブル性。

これは買っておけばよかった1本です。

2006年頃青赤ベゼルが廃止されたGMTマスターですが、2014年にホワイトゴールド専用色として復活。

かつては新品33万円でも誰にも見向きもされなかった青赤ベゼルですが、今や300万円クラスモデルの専用色となりました。

そして、過去に出たモデルもどんなに安くても中古60万円以下では買えないという状態に。

かつては価値無しとされた青赤ベゼルは、今はとても価値ある存在。

その価値ある存在の4桁リファレンスとなれば、100万円近いという現在相場も納得。

しかし、一旦は高くなっても一時的に30万円を下回る安値になったというのもこの時計の面白いところ。

今後もGMTマスター1675どんな相場になるか楽しみです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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