2年2ヶ月で72万円もの上昇という値動きをするカルティエは珍しいといえますが、この世代(XLがない時代)のサントスガルベがそのようなことになったのは、まさに“驚き”であります。
筆者としては、今回のW20067D6の動きを見て、真っ先に思ったのは、『アラスカプロジェクト』などオメガの限定モデルと動きが似ているという点です。
アラスカプロジェクトは、2016年の段階では特段“すごい評価”ではなかったのが、2018年12月までに急上昇。その際、2年5ヶ月で約70万円の上昇となっていました。
W20067D6は、2021年まで30万円前後といった状態だったわけですが、今年からいきなり100万円超えという状態に変化。アラスカプロジェクトと同様、急に評価されるようになったといえるわけです。
このサントスガルベは、アジア限定で出されたモデルで、通常のサントスガルベとは異なる見た目が新鮮な1本。そういったキャラクター性が、オメガの限定モデルと似ている部分だと感じますが、今後の評価もオメガの限定モデルのような“伸び”を見せるのか、興味深いところだといえます。
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