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安くてもコンビで100万円以上は割高に感じるが実は値上がり、ロレックス「ヨットマスター2」116681

このヨットマスター2ロレックスなのにプチコン的メカニズムを搭載ということにまずびっくりします。

これはレガッタクロノグラフというもので、他の腕時計にも採用事例のある機能。

ただ、デイトナ以外にクロノグラフを搭載、とかこういったことがないためロレックスとしてはかなり異彩を放つモデルです。

しかもヨットマスター2のレガッタクロノグラフは“機械式メモリを備えた、世界初のプログラムカウントダウン機能”ということから、機能的にも独特な仕掛け。

クロノグラフですから、センターに配置されている秒針はクロノグラフ秒針です。

ということで、スモールセコンド搭載のロレックス、しかもスポロレという今までの常識では考えられないのがヨットマスター2なのです。

使い方はこちらの動画を見れば、なんとなく分かるかもしれません。(ヨットレースをする人じゃないと理解しづらいですが)

そして、もう一つのびっくりが、このコンビモデル。

ローズゴールドとのコンビ、というロレックスとしては前例のない珍しい配色なのがこの116681でしょう。

ヨットマスター2がデビューしたのは2007年ですが、コンビやステンレスモデルが登場したのはそれよりだいぶ後。

先に金無垢、数年遅れでステンレス投入というのは5桁リファレンスのヨットマスターシリーズと同じ手法です。

で、このコンビのヨットマスター2、かつての相場と比べて39万円の値上がりなのです。

ヨットマスター2ってコンビでもこの価格かつ、安い時でも150万円近いということから、なんだか“割高”というイメージがある時計。

しかし、“割高”というのはあくまで無根拠な印象に過ぎず、実際はこれほどの値上がりをもたらす時計なのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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