パテックフィリップのプラチナモデルといえば、「いつかは手に入れたい」といったように憧れの存在といったキャラクターであるわけですが、ここ5年ぐらいはあまり値動きしないという印象がありました。
特に2017年から2020年頃までは、ほぼ動かなかったといっても過言ではなく、長らく300万円前後という水準で購入可能だったわけです。
ちなみに、プラチナパテックは、この5196P-001に限らず『あまり値動きしない』という傾向があり、その結果2020年頃には、相対的に高くないという印象となっていたほどでした。
そんなプラチナパテックでありますが、このカラトラバの5196P-001については、2022年の今、久々にプラチナパテックらしい相場になっている様子があります。
前回、この5196P-001をお伝えしたのは2021年9月ですが、その際の水準は約362万円。実は、その時点でも、5196P-001は「値動きするようになった」といえる状態だったのですが、現在水準はそれと比べ物にならないぐらい凄い状況であります。
ではどうなっているか。
5196P-001の現在水準は、なんと約657万円。約1年前と比較して、294万円もの上昇となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年9月 の安値 |
2022年11月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
カラトラバ 5196P-001 |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥3,625,600 | ¥6,571,400 | 2,945,800 | 181.25% |
5196P-001は、5196系統の中で唯一専用デザインの文字盤を与えられており、プラチナモデルの特別感を分かりやすく感じられる存在です。
そういったことから、2000年代における5196P-001は“高い”という印象があったわけですが、不思議と2010年代中盤頃からは値動きせず、気づけば相対的にあまり高くない存在となってしまっていたわけです。
それが、今回300万円台⇒600万円台という凄まじい変化となったことで、久々にプラチナパテックの凄さを再確認できたかと思います。