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現在相場考察

約1年前と比較して294万円もの上昇、カラトラバ5196P-001

2022年11月15日更新
パテックフィリップのカラトラバ5196P-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年9月の安値と2022年11月の安値を比較し現在相場を考察。この1年2ヶ月での変動は294万5800円の値上がりだった。

カラトラバ 5196P-001についての考察(2022年11月)

パテックフィリップのプラチナモデルといえば、「いつかは手に入れたい」といったように憧れの存在といったキャラクターであるわけですが、ここ5年ぐらいはあまり値動きしないという印象がありました。

特に2017年から2020年頃までは、ほぼ動かなかったといっても過言ではなく、長らく300万円前後という水準で購入可能だったわけです。

ちなみに、プラチナパテックは、この5196P-001に限らず『あまり値動きしない』という傾向があり、その結果2020年頃には、相対的に高くないという印象となっていたほどでした。

そんなプラチナパテックでありますが、このカラトラバ5196P-001については、2022年の今、久々にプラチナパテックらしい相場になっている様子があります。

前回、この5196P-001をお伝えしたのは2021年9月ですが、その際の水準は約362万円。実は、その時点でも、5196P-001は「値動きするようになった」といえる状態だったのですが、現在水準はそれと比べ物にならないぐらい凄い状況であります。

ではどうなっているか。

5196P-001の現在水準は、なんと約657万円。約1年前と比較して、294万円もの上昇となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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中古 パテックフィリップ PATEK PHILIPPE カラトラバ 5196P-001 シルバー メンズ 腕時計

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年9月
の安値
2022年11月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
カラトラバ
5196P-001
中古 1年
2ヶ月
¥3,625,600 ¥6,571,400 2,945,800 181.25%

5196P-001は、5196系統の中で唯一専用デザインの文字盤を与えられており、プラチナモデルの特別感を分かりやすく感じられる存在です。

そういったことから、2000年代における5196P-001は“高い”という印象があったわけですが、不思議と2010年代中盤頃からは値動きせず、気づけば相対的にあまり高くない存在となってしまっていたわけです。

それが、今回300万円台⇒600万円台という凄まじい変化となったことで、久々にプラチナパテックの凄さを再確認できたかと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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