腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」

分かりづらい状態、ヨットマスター16622

現在16622は、昨年7月水準よりも10万円以上の下落状態となっています。

そして、興味深いのは、『ボトム価格は約109万円であるのに対し、2番目に安価個体は約112万円、3番目は118万円で、4番目となると121万円』という点です。

ゆえに、3番目に安価な個体までは、昨年7月水準を下回っているものの、4番目に安価な個体からは昨年7月と同水準かそれ以上、という様子であるわけです。

現在、16622の中古個体は74個以上ありますから、昨年7月水準を下回る個体はかなりな少数派。実際、平均値ベースでは昨年7月水準に対して、値下がり状態ではないのです。

つまり、16622の現在相場は、「分かりづらい状態」といえるわけですが、これこそがまさに、現在相場そのものの特徴であるといえます。

そういった意味で16622は今、約半年ぶりに相場全体を示すかのような状態に戻ったといえます。

斉藤由貴生 著書のご案内

データでわかる腕時計投資の正解
2022/1/26
333ページ

資産価値が上がる腕時計の賢い選び方
2021/12/20
192ページ

もう新品は買うな!
2016/12/17
190ページ

腕時計投資のすすめ
2015/9/3
305ページ

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -