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現在相場考察

90万円台になった、スピードマスターマルイ限定3510.21

2023年7月12日更新
オメガのスピードマスター3510.21について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年9月の安値と2023年7月の安値を比較し現在相場を考察。この10ヶ月での変動は9万6780円の値上がりだった。

スピードマスター マルイ限定 3510.21についての考察(2023年7月)

年々高くなっている印象のスピードテストのマルイ限定モデルですが、前回お伝えした去年の9月時点では約83万円という水準でした。

では、それから10ヶ月が経過した現在水準はどうかというと約93万円(ABランクのボトム価格)。

マルイ限定は、もはや90万円台という水準に達しているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年9月
の安値
2023年7月
の安値
変動額 残価率
オメガ
スピードマスター
マルイ限定
3510.21
中古 0年
10ヶ月
¥838,000 ¥934,780 96,780 111.55%

このマルイ限定3510.21は、2013年頃まで約15万円という水準でしたが、その後急激に評価。ちなみに、2013年時点の約15万円は、「リデュースドにしては高い」という感覚だったといえますが、ムーンウォッチ等よりは“やや安い”といえたかと思います。

しかし、2018年になるとマルイ限定は約59万円という水準にまで上昇。その頃から、ムーンウォッチ等よりも明らかに高い中古相場となっています。

その後、マルイ限定は2021年9月に約76万円となり、2022年9月には約83万円に達しました。

そして、現在では約93万円3510.21は、2021年、2022年、2023年と、順調に価格ステージを『70万円台⇒80万円台⇒90万円台』と上がっているということになります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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