このシードゥエラーと同時期に現行モデルだったサブマリーナ16610の場合、同じような時期での比較では20万円以上の値上がり額。一方シードゥエラーは約14万円と6万円ほど負けている状況です。
ただ、もっと悔しいのは、コンビモデルである青サブとの比較。
2011年当時シードゥエラーは40万円近くしましたが、青サブ(16613)は30万円前半ぐらいで買えました。
それが現在、青サブの相場は60万円台後半といった感じ。
つまり、2011年ではシードゥエラーのほうが高かったにもかかわらずその後の値上がり額はぐっと下がるのです。
よって、全体的に相場が安めのときに比較的高めのモデルは、反発しづらく値上がり額が安めになるというのがこの事例からわかります。
また、2011年に当時の相場からすると“割高”と感じた他の腕時計は、それから値下がり傾向だったりします。
ということで、その相場において“高め”だと感じるモデルはあまり狙わないほうが良いかもしれません。
とはいえ、シードゥエラーは青サブと比べると値上がり額は低いものの、しっかり14万円も値上がりしているので、投資対象としては正解のモデルでした。
確かに、値上がり額は青サブのほうが上ですが、シードゥエラーのほうが好みだった場合、こっちを買ったほうが良いでしょう。
腕時計投資で重要なのは“買って→楽しんで→高く売る”ということ。つまり、少しでも高い値上がりを狙うのではなくて、どちらも値上がりするなら、値上がり額は下でも好きな方を買ってもよいということです。
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