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ロレックスヨットマスターロレジウム16622、A番の魅力

A番が最低価格モデルでないという現象は、A番が高くなったということを意味するのではなくて、単にその他の品番と価格差がなくなったことだと思います。

しかし、A番、なんとなく今後人気になる匂いがするのです。

その理由は、A番の文字盤の「ROLEX」のフォント

ロレジウムの文字盤には、実はいくつかの仕様が存在し、

  • (A)文字盤上のROLEXのフォントが平べったくより明朝体的なモノ
  • (B)フォントが(A)より上に伸びており、ROLEXの文字間が空き気味のモノ

また、(A)は文字盤下SWISS MADEの部分が詰まり気味なのに対して、(B)SWISSとMADEの間が空いています。

そして、上記文字盤タイプは同じ年式でも両方ある場合があったりするのですが、A番には(A)のタイプの文字盤しかありません

しかも、若干、ROLEXのフォントが他の年式よりも華奢に見えて、美しくも見えるのです。

よって文字盤の美しさという見かたから、A番を選びたいと思わせてくれる要素が存在します。

また、A番こそ1999年にデビューした最、プレミア価格になった存在

かつてプレミア価格になったモデルを安く楽しめるというのも魅力の1つだと思います。

ということでこのロレジウムのA番、同じような見た目のロレジウム(16622)の中でも特に魅力的なモデルとして、価値ある存在になるのではないかと期待しています。

特に筆者は、過去と比べて15万円以上値上がりしている今の状況において、かなりこのA番のロレジウムに惹かれます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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