スポーツロレックスの中で唯一、メンズサイズ以外のサイズを展開するヨットマスター。
しかもメンズとレディースだけでなくボーイズサイズも展開しているというところがかなりレアなポイントです。
デビューしてから数年間は金無垢モデルのみのラインナップだったのですが、最初にYGのコンビモデルが登場。
その際、コンビモデルが設定されたのはボーイズサイズのみであり、メンズサイズには金無垢ラインナップしかありませんでした。
よって、少しカジュアルなヨットマスターとしてコンビのボーイズ、豪華なモデルとしてメンズサイズという分かりやすい違いがありました。
しかし、1999年にロレジウムが発表された際、メンズ、ボーイズ、レディースすべてにロレジウムが追加されたため、ボーイズのロレジウムはデビュー当初からキャラクターが曖昧なモデルという印象があります。
この時計、ボーイズといっても実は35mmというサイズ。
35mmというと当時の腕時計ではメンズサイズとしてオーソドックスなサイズですし、オイスターパーペチュアルデイトなどは35mmでもメンズサイズという扱いでした。
また、ロレジウムがデビューした頃と同じ時代のパテックフィリップアクアノートは、38mmのラージと33mmのミディアムという展開でしたが、33mmでもメンズサイズという認識をされていたのです。
アクアノートより大きなこのロレジウムは、ボーイズという呼ばれ方によって、曖昧な存在となってしまいましたが、もしもこれがミディアムと呼ばれていたならば、もう少しキャラクターがはっきりしていたことでしょう。
とはいえこのモデル、特徴的なプラチナの回転ベゼルを備えているが故に、実際35mmというサイズでも見た目的は「ボーイズ」という呼ばれ方がしっくりしてしまうほど小型に見えてしまうモデルです。
それでも、2009年と比べて12万円の値上がりをしていたため、買っても間違いはないモデルだったということになります。
ロレックスヨットマスターロレジウム168622の価格比較
時計名 | 状態 | 2009年7月の安値(ヤフオク) | 期間 | 2016年12月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス ヨットマスター ロレジウム 168622 |
中古 | ¥377,790 | 7年 5ヶ月 |
¥498,000 | 120,210 | 131.82% |