5桁世代において「青赤」は不人気だったのですが、2007年以降、「ラインナップが黒ベゼルのみ」となってからは「青赤」人気が急上昇。
そして、長い不在の後に、2018年になってようやく登場した「ステンレスの青赤」という126710BLROは、デビュー時から大人気モデルとなった経緯があります。
しかしながら、126710BLRO登場後に、GMTマスター2にはさらに「話題性の高いモデル」が出現。
126710BLROは、デビュー時から「最も高値(現行のSSモデルにおいて)」という立ち位置となっていましたが、2022年に126720VTNRが登場すると、その座ではなくなってしまったのです。
また、当初126710BLROはジュビリーブレスレットのみの展開となっていたのが、2021年からは3連のオイスターブレスレット仕様が追加。
VTNRの登場や、ラインナップが多くなったことなどにより、2018年のデビュー時と比べて126710BLROは「目立たない」といった印象になっていったといえます。
そして、2022年4月頃からの下落トレンドからは値下がりが続き、半年以上相場が動かないという時期も存在。そういったことからも、126710BLROの注目度は「以前ほど高くない」といった印象になっていました。
それが、2023年秋から相場が回復。10月には“1年2ヶ月ぶりに300万円以上”なり、そういった勢いは2024年春まで続いたのです。
2024年3月には約336万円となり、「2022年以降2番目に高値」といった状態にまで上昇していました。
けれども2024年10月に126710BLROは下落。
2023年秋から2024年上半期にかけて、126710BLROは上昇が続いていたのですが、昨年10月に下落した結果、126710BLRO(ジュビリー)は300万円割れとなってしまったのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年10月 の安値 |
2025年2月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
GMTマスター2 126710BLRO ジュビリーブレスレット |
中古 | 0年 4ヶ月 |
¥2,970,000 | ¥3,198,000 | 228,000 | 107.68% |
そんな126710BLRO(ジュビリー)ですが、現在水準は約319万円となっており、再び300万円超えといった状態に戻っている様子があります。
去年の10月に安価な状態になっていた126710BLROですが、4ヶ月という短期間で300万円以上という価格帯に戻ったといえます。
なお、現在GMTマスター2で126710BLROは目立った上昇傾向となっている一方、126720VTNRにはそういった様子はありません。
126720VTNR(ジュビリー)の現在ボトム価格は約288万円となっており、青赤よりもだいぶ安価。
2022年にVTNRが出てからは、「最も高値なGMTマスター2」という立ち位置は青赤ではなくなった印象がありますが、2025年現在では「青赤が最も高値」といった状態に戻っているのです。