2001年に44mm初のブレスレットモデルとして登場した91番。
これが出るまで、パネライのブレスレットモデルは“40mmのみ”だったのですが、44mmにもブレスレットモデルが登場したということで、デビュー時はそれなりに注目されていたといえます。
ただ、40mmが黒・白・青という展開だった一方、当初の44mmブレスレットは青のみ。また、44mmといった大きなサイズであるがゆえに、素材もチタンとなっており、SSの40mmとは違った内容でした。
そんな91番ですが、前回お伝えした2021年5月時点では約48万円で購入可能となっていたわけで、40mmブレスレットとの相場差がほとんどない状態だったのです。
さて、パネライいえば2023年から“久々の上昇”となるモデルが増えた経緯がありますが、この91番はどうなっているかというと、こちらも上昇している様子があります。
本記事で参考とした中古腕時計
※広告が含まれる場合があります
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年5月 の安値 |
2025年3月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オフィチーネパネライ
ルミノールマリーナ PAM00091 |
中古 | 3年 10ヶ月 |
¥488,000 | ¥625,680 | 137,680 | 128.21% |
現在、PAM00091は約62万円となっているのですが、これは2021年5月水準に対して約13万円の値上がりです。
なお、2017年1月時点で91番は約51万円だったため、現在水準は「過去最高値」といって差し支えないでしょう。
ちなみに、2002年頃の中古相場は約55万円だったわけで、現在水準はそれと比べても「高値」といった状態。
91番は約20年の時を経て、「デビュー時の新品実勢価格超え」となったことになります。