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現在相場考察

デビュー時の新品実勢価格超え、ルミノールマリーナPAM00091

2025年3月12日更新
オフィチーネパネライのルミノールPAM00091について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年5月の安値と2025年3月の安値を比較し現在相場を考察。この3年10ヶ月での変動は13万7680円の値上がりだった。

ルミノールマリーナ PAM00091についての考察(2025年3月)

2001年に44mm初のブレスレットモデルとして登場した91番。

これが出るまで、パネライのブレスレットモデルは“40mmのみ”だったのですが、44mmにもブレスレットモデルが登場したということで、デビュー時はそれなりに注目されていたといえます。

ただ、40mmが黒・白・青という展開だった一方、当初の44mmブレスレットは青のみ。また、44mmといった大きなサイズであるがゆえに、素材もチタンとなっており、SSの40mmとは違った内容でした。

そんな91番ですが、前回お伝えした2021年5月時点では約48万円で購入可能となっていたわけで、40mmブレスレットとの相場差がほとんどない状態だったのです。

さて、パネライいえば2023年から“久々の上昇”となるモデルが増えた経緯がありますが、この91番はどうなっているかというと、こちらも上昇している様子があります。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年5月
の安値
2025年3月
の安値
変動額 残価率
オフィチーネパネライ
ルミノールマリーナ
PAM00091
中古 3年
10ヶ月
¥488,000 ¥625,680 137,680 128.21%

現在、PAM00091は約62万円となっているのですが、これは2021年5月水準に対して約13万円の値上がりです。

なお、2017年1月時点で91番は約51万円だったため、現在水準は「過去最高値」といって差し支えないでしょう。

ちなみに、2002年頃の中古相場は約55万円だったわけで、現在水準はそれと比べても「高値」といった状態。

91番は約20年の時を経て、「デビュー時の新品実勢価格超え」となったことになります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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