2016年に第3世代となったオーヴァーシーズですが、その際出た3針が4500V、クロノグラフが5500Vであります。
現行は、それぞれ4520Vと5520Vとなっているため、今回お伝えする5500Vは一応旧型なのですが、世代的には現行と変わりないといったところだと思います。
ただ、中古相場は現行と大きく異なっており、同じ青文字盤同士でも、5520Vよりも5500Vのほうが約100万円安となっています。
この5500V/110A-B148というモデルは、クロノグラフの青文字盤であるため、この世代(4500V,5500V)としては最も高値なのですが、現在相場は約420万円といったところ。
これまで最も相場が高かったといえる2022年2月水準は約742万円だったため、その時期と比べると約321万円安価。残価率は約56%であります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年2月 の安値 |
2025年3月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ヴァシュロンコンスタンタン
オーヴァーシーズ 5500V/110A-B148 |
中古 | 3年 1ヶ月 |
¥7,425,600 | ¥4,208,000 | -3,217,600 | 56.67% |
2022年2月3月といった時期との比較で、5500V/110A-B148は約56%という残価率となっているわけですが、実はこれ、3針と比べると「遥かに優秀」といった側面があります。
というのも、3針青文字盤の4500V/110A-B128の残価率(2022年3月⇒現在)は約41%だからです。
3針の4500V/110A-B128は2022年3月において898万円といった水準となっており、このクロノグラフよりも高値だったのです。
それに対して現在相場は、3針よりもクロノグラフのほうが約47万円高値(青文字盤において)。
ですから、この5500V/110A-B148のほうが2022年春に対して残価が残っているというわけです。