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現在相場考察

再び1000万円まであと少しといった様子だが、ロイヤルオークエクストラシン15202ST.OO.1240ST.01

2025年4月17日更新
オーデマピゲのロイヤルオーク15202ST.OO.1240ST.01について斉藤由貴生が執筆。本記事では2024年12月の安値と2025年4月の安値を比較し現在相場を考察。この4ヶ月での変動は83万6600円の値上がりだった。

ロイヤルオーク エクストラシン 15202ST.OO.1240ST.01についての考察(2025年4月)

去年の2月に回復傾向となったものの、10月に下落し、「2021年4月以降としての最安値」を記録してしまったロイヤルオークのエクストラシン。

この15202ST.OO.1240ST.01は、2023年4月に1000万円割れとなってから、一度も1000万円以上という状態に戻っていません。

2024年2月には970万円台にまで回復したものの、「もう少しで1000万円」というところで下落に転じてしまったわけです。

また、このところの初代系譜のロイヤルオークは、まさに“本物の初代”である5402STがこの15202STよりも安価となっているなど、全体的に元気がないといえる様子があるように感じます。

そんな15202ST.OO.1240ST.01ですが、現在の様子は上昇傾向となっており、現在水準は988万円といった状態。

再び1000万円まであと少しといった様子を見せているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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オーデマ・ピゲ AUDEMARS PIGUET ロイヤルオーク エクストラシン 40周年記念モデル 15202ST.OO.1240ST.01 ブルー文字盤 中古 腕時計 メンズ

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2024年12月
の安値
2025年4月
の安値
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
エクストラシン
15202ST.OO.1240ST.01
中古 0年
4ヶ月
¥9,043,400 ¥9,880,000 836,600 109.25%

この15202ST.OO.1240ST.01は、2020年11月に530万円台に達した後、2021年4月に1000万円以上となった経緯があります。

2021年といえば、2月にノーチラス5711/1Aが1000万円以上となりましたが、この15202エクストラシンも4月に1000万円超えとなったわけです。

ただ、5711/1Aは2021年2月時点で1400万円台に到達。

その一方で、15202ST.OO.1240ST.01の2021年4月水準は1080万円といったところでした。

そういった意味で、1000万円以上といっても、5711/1Aとエクストラシンとでは価格帯が異なります。

また、現時点における5711/1A-010水準は1680万円であるため、2021年春水準を上回っている様子。

それに対して、この15202ST.OO.1240ST.01の現在水準は988万円と、2021年4月水準の1080万円を下回っています。

一時は900万円割れとなっていた15202ST.OO.1240ST.01が980万円台にまで回復しているわけですが、依然として2021年4月水準よりも安価といった状態であります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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