ここ最近、K18モデルが目立った上昇をしていますが、そういった最中において、「あまり反応せず」という傾向があったのが、オーヴァーシーズ第1世代のYGモデルであります。
オーヴァーシーズのK18モデルといえば、現在ではPGが主となっていますが、第1世代においてはYGが採用されていました。
また、第1世代では3針とクロノグラフといったシンプルなラインナップだった反面、3針には“ミディアムorラージ”という2つのメンズサイズが展開されていたのです。
「あまり反応せず」という状態だったのは、ミディアムサイズのYGモデル。ちなみに、今年1月といった時期までは、300万円未満で購入可能といった状態でした。
しかし、その後オーヴァーシーズのYGモデルは、パタリと中古市場から姿を消してしまったのです。
そして今、数カ月ぶりにYGの第1世代の中古が売られている状態となっているのですが、現在販売されているのは「ラージ」のほう。
ラージサイズである42042/423Jは、2023年1月時点で約419万円という水準に達していたため、2025年になっても260万円台といった状態だったミディアムよりも「だいぶ評価されていた」といえます。
そんな42042/423Jですが、現在水準はどうなっているかと488万円といった状態。
2023年1月に対して約68万円の値上がりとなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年1月 の安値 |
2025年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ヴァシュロンコンスタンタン
オーヴァーシーズ 42042/423J |
中古 | 2年 4ヶ月 |
¥4,193,000 | ¥4,880,000 | 687,000 | 116.38% |
2023年1月時点で、この42042/423Jは「目立った上昇」といった印象でしたが、そこからさらに70万円近い上昇を見せたといえます。
ちなみに、2022年2月時点での42042/423J相場は360万円台といったところ。ですから、2023年1月の約419万円という水準は、過去最も高いといえた状態だったわけです。
そして、現在では488万円となっているわけで、2022年2月時点に対して100万円以上の上昇という動きをしたことになります。
2022年2月といえば、多くの人気モデルが過去最高値更新となった一方、現在水準はそれの半値程度ということが珍しくなく、オーヴァーシーズの現行モデルも例外ではありません。
しかし、第1世代のK18モデルとなると話は別となるわけです。
なお、この42042/423Jは2021年1月時点で202万円といった水準でした。
その際、「K18ラグスポ」としてはお届くほど安価といえたため、「穴場的存在」と記事で紹介したのですが、それが今や480万円台になったわけです。