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現在相場考察

約129万円の値下がり、ロイヤルオーククロノグラフ26331ST.OO.1220ST.01

2025年5月9日更新
オーデマピゲのクロノグラフ26331ST.OO.1220ST.01について斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年12月の安値と2025年5月の安値を比較し現在相場を考察。この1年5ヶ月での変動は129万9600円の値下がりだった。

ロイヤルオーク クロノグラフ 26331ST.OO.1220ST.01についての考察(2025年5月)

ロイヤルオーククロノグラフは、現行においては勢いを感じられる部分があるのですが、旧世代においては、あまり元気がないといった様子があります。

この26331ST.OO.1220ST.01は、青文字盤のクロノグラフモデルですが、「青」という人気要素があるにも関わらず、現在640万円台で購入可能といった状態です。

前回、このモデルを記事で取り上げたのは2023年12月ですが、その際は約773万円。それに対して、現在水準は約643万円ですから、この1年5ヶ月間で約129万円の値下がりとなってしまっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年12月
の安値
2025年5月
の安値
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
クロノグラフ
26331ST.OO.1220ST.01
中古 1年
5ヶ月
¥7,731,600 ¥6,432,000 -1,299,600 83.19%

ロイヤルオークといえば「青文字盤」が最も人気かつ、高い相場となっていますが、現在3針の青文字盤はどういった水準なのでしょう。

この26331STと同じ世代といえる15400STの青文字盤は、ボトム価格が約623万円、その次が628万円であります。

ちなみに、その1つ前である15300ST青文字盤については約588万円という個体がありますが、1つだけ安価といった状態。2番目個体は約699万円、3番目は700万円と、700万円前後と捉えることもできるでしょう。

また、現行世代に相当する15500STの青文字盤はどうかというと、そちらのボトム価格は約688万円。次に安価な個体が約729万円、その次が748万円といった状態です。

それに対して、この26331ST.OO.1220ST.01は、ボトム価格が約643万円、2番目が約645万円、3番目が約657万円。ボトム価格が相場といって差し支えないといえます。

上記の中で、15400STの青文字盤が最も安価といえるわけですが、それでも620万円台といったところ。

それに対して、この26331ST.OO.1220ST.01は、「クロノグラフの青文字盤」でありながら640万円台。3針との差が20万円程度であります。

現行世代の場合、15500STの青文字盤は上記の通り688万円~でありますが、クロノグラフとなると924万円~といった状態。

3針クロノグラフとの相場差が200万円以上あるわけです。

そういったことを考慮すると、3針に対して約20万円高値で購入可能という26331ST.OO.1220ST.01には、お得感があるといえるかもしれません。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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