ロイヤルオークのクロノグラフは、現行においては勢いを感じられる部分があるのですが、旧世代においては、あまり元気がないといった様子があります。
この26331ST.OO.1220ST.01は、青文字盤のクロノグラフモデルですが、「青」という人気要素があるにも関わらず、現在640万円台で購入可能といった状態です。
前回、このモデルを記事で取り上げたのは2023年12月ですが、その際は約773万円。それに対して、現在水準は約643万円ですから、この1年5ヶ月間で約129万円の値下がりとなってしまっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年12月 の安値 |
2025年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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オーデマピゲ
ロイヤルオーク クロノグラフ 26331ST.OO.1220ST.01 |
中古 | 1年 5ヶ月 |
¥7,731,600 | ¥6,432,000 | -1,299,600 | 83.19% |
ロイヤルオークといえば「青文字盤」が最も人気かつ、高い相場となっていますが、現在3針の青文字盤はどういった水準なのでしょう。
この26331STと同じ世代といえる15400STの青文字盤は、ボトム価格が約623万円、その次が628万円であります。
ちなみに、その1つ前である15300ST青文字盤については約588万円という個体がありますが、1つだけ安価といった状態。2番目個体は約699万円、3番目は700万円と、700万円前後と捉えることもできるでしょう。
また、現行世代に相当する15500STの青文字盤はどうかというと、そちらのボトム価格は約688万円。次に安価な個体が約729万円、その次が748万円といった状態です。
それに対して、この26331ST.OO.1220ST.01は、ボトム価格が約643万円、2番目が約645万円、3番目が約657万円。ボトム価格が相場といって差し支えないといえます。
上記の中で、15400STの青文字盤が最も安価といえるわけですが、それでも620万円台といったところ。
それに対して、この26331ST.OO.1220ST.01は、「クロノグラフの青文字盤」でありながら640万円台。3針との差が20万円程度であります。
現行世代の場合、15500STの青文字盤は上記の通り688万円~でありますが、クロノグラフとなると924万円~といった状態。
そういったことを考慮すると、3針に対して約20万円高値で購入可能という26331ST.OO.1220ST.01には、お得感があるといえるかもしれません。