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チャンスはいつの時代でもあり、GMTマスター2青赤16710Z番

16710全体に言えることですが、3種類あるベゼルの中で青赤が最も高値です。

青赤、赤黒、黒という3種類のベゼルにおける価格差はいつの時代でもあるのですが、2007年以前のGMTマスター2が現行だった時代、最も不人気なのは青赤ベゼルでした。

しかし、セラミックベゼルの116710LNになるとラインナップは黒一色となり、逆に色付きベゼルが評価され、一気に青赤ベゼルが人気となり高値になりました。

かつてスポロレの中で最も不人気とされたGMTマスターは、新品当時エクスプローラよりかなり安く新品が販売されていました。それが今となってはエクスプローラより20万円以上高いというのが当たり前となっているのはもちろんですし、仕様違いによって様々な相場が存在しています。

この16710で起きている「小さな差における相場差」という現象は、16710が生産終了となった2007年より遥かに前から多くの人に知られた現象です。

そして2012年頃においてですら、Z番もスティックタイプの「ll」も40万円台という相場で入手可能だったのです。

つまり、チャンスはいつの時代でも関係なく存在します。

「たまたまだ」とか「今は相場が高い」などと思って常に「ダメ」な理由を探していると、チャンスを見逃すことになります。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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