2023年にデイトナは一斉モデルチェンジを実施。その際、プラチナモデルでは、裏蓋が“裏スケ”化されました。
“裏スケ”といえば、パテックフィリップ等では今や珍しくない要素となっているわけですが、ロレックスでは皆無。
というのも、つけ心地や堅牢性を重視するロレックスでは、これまであえて“裏スケ”をやっていなかったのだと思います。
それが、126506では裏スケ化されたわけですから、おそらく、つけ心地といった部分もロレックス基準を満たのでしょう。
公式で“裏スケ”となった126506は、デビュー以来注目度が高かったといえ、流通量も多くありません。
2023年春に発表されたデイトナは、2023年12月頃から市場に出てきたといえますが、その際、126506は常時1本あるか否か、といったぐらい数が少ない印象でした。
ちなみに、前モデルである116506は、デイトナ初のプラチナモデルとして2013年にデビュー。注目度は高かったものの、当時の感覚としては、定価の段階ですでに“高い”という印象だったので、入手困難やプレミアム価格といったことにはなっていませんでした。
116506の相場が定価を上回っていったのは2019年頃からだといえますが、それまで116506は正規店で在庫販売されており、決して「入手困難」という印象はなかったのです。
ただ、2021年頃から116506は、定価を大きく上回る相場へと変化。それから、プラチナデイトナは入手困難モデル化していったといえます。
126506の場合は、デビュー時点から「入手困難」「プレミアム価格」といった状態。当初は、数が少なかったため相場感が分かりづらいといった感覚がありました。
さて、そんな126506もデビューしてから2年以上が経過し、現在では、この間の相場が蓄積されています。
ではいったい、126506はどういった相場になっているかというと、分かりやすくいうならば1700万円前後といった状態だといえます。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年12月 の安値 |
2025年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトナ 126506 |
中古 | 1年 6ヶ月 |
¥18,480,000 | ¥17,820,000 | -660,000 | 96.43% |
デビュー以降の126506相場(売り切れ価格)は、最も安価なのが1628万円、もっと高値が約2785万円です。
2700万円台は外れ値扱いするとして、その次に安価なのが2280万円。
ざっくり見る限り、1600万円台、1700万円台、1800万円台といった数値が多いため、126506は1700万円前後と捉えるのが分かりやすいといえるわけです。