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現在相場考察

240万円台に下落、ヨットマスター2 116680

2025年6月18日更新
ロレックスのヨットマスター2116680について斉藤由貴生が執筆。本記事では2025年3月の安値と2025年6月の安値を比較し現在相場を考察。この3ヶ月での変動は12万3800円の値下がりだった。

ヨットマスター2 116680 (前期針)についての考察(2025年6月)

生産終了後、一時は280万円近くに達していたヨットマスター2の116680。

そういった状態になっていたのは2024年7月8月といった時期ですが、同年11月頃からは値下がり傾向へと転じた経緯があります。

前回、116680をお伝えしたのは今年3月ですが、その時点では約250万円台に下がっていました。

そしてそれから今にかけても116680の値下がりは続いており、現在水準は240万円台といった状態であります。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2025年3月
の安値
2025年6月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
ヨットマスター2
116680
(前期針)
中古 0年
3ヶ月
¥2,571,800 ¥2,448,000 -123,800 95.19%

116680は、2022年12月時点で約249万円といった水準でしたが、2023年になると約260万円台にまで上昇。

その時点で“過去最高値更新”といった状態でした。

そして、2024年夏には270万円台に達したわけで、その頃が“これまで最も高かった”といえます。

それが今、116680は240万円台に下落しているため、2022年水準並に戻ったといえます。

ちなみに、多くのモデルが“過去最高値”となっていた2022年2月3月といった時期において、116680はどういった水準だったかというと、約249万円がボトム価格でした。

なお、2021年12月時点では約228万円だったため、2022年といった時期において116680は「あまり伸びていない」という感覚だったといえます。

それが2023年から伸びるようになり、2024年夏頃までにかけて「過去最高値更新」という状態が継続していました。

けれども今、116680は再び240万円台に戻ってしまった状態。ただ、値下がりでも、実は2022年2月3月水準とほぼ同等、といった要素があるのが面白いところだといえます。

最後に、現在約244万円という価格帯で、他にどういったモデルが購入可能かというと以下の通り。

  • シードゥエラー136660(Dブルー) 約227万円~
  • デイトナ16523 約236万円~
  • サブマリーナー116610LV 256万円~
  • 上記の3つは、いずれも2022年2月3月水準に対して値下がりとなっているため、それらと比べると116680の相対的な立ち位置は以前よりも上になったという見方ができるでしょう。(シードゥエラーは136660が2022年2月に存在しなかったため、126660の値下がり事例)

    ただし、2016年頃までにおいて、116680は“最も高値なSSロレックス”だったため、その時点と比べてしまうと、値下がりしたという印象は拭えません。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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