生産終了後、一時は280万円近くに達していたヨットマスター2の116680。
そういった状態になっていたのは2024年7月8月といった時期ですが、同年11月頃からは値下がり傾向へと転じた経緯があります。
前回、116680をお伝えしたのは今年3月ですが、その時点では約250万円台に下がっていました。
そしてそれから今にかけても116680の値下がりは続いており、現在水準は240万円台といった状態であります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2025年3月 の安値 |
2025年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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ロレックス
ヨットマスター2 116680 (前期針) |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥2,571,800 | ¥2,448,000 | -123,800 | 95.19% |
116680は、2022年12月時点で約249万円といった水準でしたが、2023年になると約260万円台にまで上昇。
その時点で“過去最高値更新”といった状態でした。
そして、2024年夏には270万円台に達したわけで、その頃が“これまで最も高かった”といえます。
それが今、116680は240万円台に下落しているため、2022年水準並に戻ったといえます。
ちなみに、多くのモデルが“過去最高値”となっていた2022年2月3月といった時期において、116680はどういった水準だったかというと、約249万円がボトム価格でした。
なお、2021年12月時点では約228万円だったため、2022年といった時期において116680は「あまり伸びていない」という感覚だったといえます。
それが2023年から伸びるようになり、2024年夏頃までにかけて「過去最高値更新」という状態が継続していました。
けれども今、116680は再び240万円台に戻ってしまった状態。ただ、値下がりでも、実は2022年2月3月水準とほぼ同等、といった要素があるのが面白いところだといえます。
最後に、現在約244万円という価格帯で、他にどういったモデルが購入可能かというと以下の通り。
上記の3つは、いずれも2022年2月3月水準に対して値下がりとなっているため、それらと比べると116680の相対的な立ち位置は以前よりも上になったという見方ができるでしょう。(シードゥエラーは136660が2022年2月に存在しなかったため、126660の値下がり事例)
ただし、2016年頃までにおいて、116680は“最も高値なSSロレックス”だったため、その時点と比べてしまうと、値下がりしたという印象は拭えません。