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現在相場考察

2022年⇒2025年で約1.8倍といった伸び、コンステレーション1213.10

2025年10月7日更新
オメガのコンステレーション1213.10について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年12月の安値と2025年10月の安値を比較し現在相場を考察。この2年10ヶ月での変動は17万6503円の値上がりだった。

コンステレーション 1213.10についての考察(2025年10月)

以前、コンステレーションの“永久カレンダー”モデルを紹介しましたが、一見「普通のモデル」に見えるのに、実は永久カレンダー機能が備わっているという点が面白いといえます。

その際紹介した1552.30は、ロレックス5桁世代に相当する年式の“マンハッタン”と呼ばれるモデル。

それに対して、今回紹介するのは、“マンハッタン”の1つ後の“ダブルイーグル”と呼ばれる世代です。

ダブルイーグルは、2003年登場の第3世代コンステレーションでありますが、マンハッタンをより立体的にした形が印象的。世代的にはロレックス6桁と近く、どことなく見た目も6桁世代のような「線の太さ」が感じられるといえます。

そしてこの世代にも、マンハッタンと同じメカニズムの「永久カレンダー」搭載モデルが存在。今回は、そのコンビモデルを取り上げたいと思います。

それが、この1213.10ですが、YGコンビのシャンパン文字盤という、王道の「コンビモデル」といった配色。

それでいて、ダブルイーグルのケース形状が近代的で、何かと意外性がたまらないといえます。

さらに、「実は永久カレンダー」という要素まで備わっているわけですから、マニア目線ではぐっとくる存在。

そういったことがあってか、近頃の相場は結構な値上がりとなっており、現在相場は2022年12月水準に対して17万円もの上昇となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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オメガ コンステレーション ダブルイーグル パーペチュアル Aランク.

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年12月
の安値
2025年10月
の安値
変動額 残価率
オメガ
コンステレーション
1213.10
中古 2年
10ヶ月
¥216,197 ¥392,700 176,503 181.64%

この1213.10は、どこが永久カレンダーなのかというと、カレンダー部分にその機能が備わっています。

30日で終わる月の次は、自動的に「1」になるわけですが、竜頭を長押しすると、カレンダーが自動で動き、その月を表示。例えば、その日が9月26日だったならば、竜頭を長押しするとカレンダーの数字がぐるぐる回って「9」で止まるのです。

これは、ETA252.511という機械の特性で、実は筆者が所有しているブルガリブルガリにも同じ機械が搭載。

30日の次が勝手に1になってくれるのは便利ですし、クォーツでしかできない表現方法の永久カレンダーというのが、所有していてたまらないポイントだといえます。

こういった意外性を持つ永久カレンダーであるがゆえに、近頃、この機械が搭載されたコンステレーションが上昇している傾向があるわけですが、よりレア感が強い「ダブルイーグル」世代のコンビモデルとなると、2022年⇒2025年で約1.8倍といった派手な伸びが見られるのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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