今年8月時点で、「過去2番目に高値」といった状態にまで伸びていた現行デイトナのSSモデル、126500LNの白文字盤。
これは、高級腕時計の現行モデルとして、最も人気といえるキャラクターであるため、「相場の基準」となるような存在であります。
デイトナは、2023年春に一斉モデルチェンジを受けましたが、この126500LN白文字盤が市場に流通するようになったのは2023年11月。その際は、583万円という水準でした。
さて、現行デイトナといえば、K18が「デビュー時水準よりも高値」となっている傾向がありますが、SSモデルは下落といったところ。126500LN白文字盤は、同じ126500LNの黒文字盤よりも値下がりが激しく、最も安価な時期においては、デビュー時に対して100万円以上安値となっていた経緯があります。
これまで、記事でお伝えした126500LN白文字盤の水準として最も安価だったのは、今年5月の約469万円。これは、デビュー時に対して約114万円の値下がりだったわけです。
しかし、その後126500LN白文字盤は回復し、6月、8月と連続して相場が上昇。
8月時点では、デビューから過去2番目に高値といった状態に達していました。
そんな126500LN白文字盤ですが、8月から現在にかけても「また上昇」といった様子。
現在水準は558万円となっており、2ヶ月前に対して33万円の値上がりとなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2025年8月 の安値 |
2025年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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ロレックス
デイトナ 126500LN 白文字盤 |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥5,250,000 | ¥5,580,000 | 330,000 | 106.29% |
この結果、116500LN白文字盤は、デビュー時水準に対して25万円の差というところにまで達したといえます。
なお、これまでにおける126500LN白文字盤の動きは、デビュー以来「下落⇒上昇⇒上昇⇒下落⇒上昇⇒上昇」といった流れだったため、2度「上昇」が続くと次は、「下落?」という感覚があったかもしれません。
しかしながら、今年は6月から値上がりが続いているため、今回の「上昇」は3度目。
これが、3度目の正直となって、このまま上昇傾向が続くかどうか興味深いと思います。