シャネルで初めての男性用商品として2002年にデビューしたJ12は、その頃から話題性抜群で注目され、人気かつ高値の時計でした。
特にJ12の人気を決定づけたのはデビューの翌年2003年に登場したホワイトセラミックモデルであり、その登場以降、J12はロレックス並に高い相場の腕時計として認識されていました。
その頃のJ12は、2000年代前半まで人気のあったブルガリやカルティエパシャCなどの枠を奪うような存在であり、明らかにオメガより高いモデルだったことは間違いありません。
しかし今では当時これよりだいぶ安かったオメガと同じ相場で売られているのです。
そして、2011年より今のほうが安いというのもなかなか興味深い点。
2016年初頭までは2011年と同水準だったのですが、その後から若干の値下がり傾向となっているのです。
2011年というとロレックスもオメガもパネライも今よりだいぶ安い水準。
同じ頃、エアキングの14000Mは15万円程度だったため、この時計のほうがエアキングより高かったのです。
当時エアキングよりJ12のほうが高いというのは至って自然な現象でした。
J12はエアキングより明らかに人気のあるモデルかつ新し目のモデル。よって、J12は今頃エアキング14000Mより少し高い価格となっていてもおかしくありません。
現在のエアキング14000Mは安い個体で28万円程度のため、この最も安いラバーブレスレットのJ12でも30万円ぐらいしても良いはずです。
しかしJ12、このH0684より高級なホワイトセラミックモデルですら現在20万円台前半とかなり安めの状況なのです。
よって、値下がり傾向が続いているJ12。今後も値下がり傾向が続くのか興味深いところです。
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