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金無垢モデルが安いという事例、ブルガリブルガリGMT

2012年の相場と比べると金無垢のブルガリは10万円以上の値上がりとなっているケースが多々ありますが、このブルガリブルガリGMTはなんと若干の値下がりという状況。

このモデル、たまに高くなり30万円近くなるということもあるのですが、ここ10年ぐらいは25万円前後という相場でした。

しかし、2016年の春頃には一時20万円を切るなど値下がり傾向。

今では20万円以上と若干高くなったのですが、それでも依然として値下がり傾向に変わりはありません。

興味深いのは、ステンレスだとGMTが評価されているという点です。

今の傾向として、ブルガリはステンレスが不人気傾向で、金無垢が人気かつ高値なのですが、このGMTに関しては逆。

もしかしたら、このモデル、マニアック過ぎて存在を知られていないのかもしれません。

人気の高い金無垢ブルガリかつ、GMTという便利機能を有した機械式のモデルが20万円弱で買えるというのはなかなかお買い得のように感じます。

ただ、GMTモデルでありながら、見た目がGMT時計のようではないという点と、当時のブルガリブルガリの良さであるシンプルさが無いという点は安値の理由としても考えられるのも確か。

とはいえ、同じデザインのステンレスが高く評価されているため、やはり金無垢モデルの存在が知られていないというのが安値の理由だと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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