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新しさを感じたピンクゴールドモデル、ロレックスデイデイト118205

この時計、2009年と比べて40万円以上も値上がりしていますが、2009年において140万円近い価格というのは当時の相場としてはかなり高めです。

実際、2009年においてパテックフィリップノーチラスの金無垢モデル(3800)がこれより安く購入可能ですし、デイトナの金無垢モデル(16528)も130万円台前半とこのデイデイトより安かったため、いかにピンクゴールドモデルが高い傾向だということがお分かりいただけるかと思います。

今ではノーチラスデイトナもこのデイデイトより高値で取引されているため、投資対象としてはそれらのほうが優秀です。

とはいえ、希少種であるピンクゴールドのデイデイトを買って楽しんで40万円以上の値上がりというのも悪くない選択肢だったのではないでしょうか。

これを7年間楽しんで買った値段より40万円以上も高くなるわけですから、充分に優秀な時計であることに違いはないでしょう。

ちなみにこの時計、黒文字盤がピンクゴールドの色合いと相まって人気な模様で、今ではシェル文字盤など本来通常の文字盤より10万円以上高いモデルと値段が変わらない傾向です。

ピンクゴールドの6桁リファレンスのデイデイトは、かなり格好良く黒文字盤がその良さをより引き立てていると思います。

今のラインナップにおいてエバーローズゴールドのモデルは、プレジデントブレス+フルーテッドベゼルのモデルが目立ちます。しかし、ピンクゴールドというロレックスにおいて新しい素材と同じく新しさを感じさせる3連ブレスレット+スムースベゼルの組み合わせもなかなか魅力的だと思います。

同じローズゴールド系のデイデイトでも、最新モデルならオリーブグリーン文字盤、黒文字盤なら2000年モデルが魅力的と感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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