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手間の掛かった文字盤、ヨットマスターロレジウム116622(プラチナ文字盤)

つまり、116622のプラチナ文字盤は今後希少なモデルとして、レアモデルという存在になる可能性があるのです。

その理由はプラチナ文字盤が、

  • 人気である
  • 実はかなり凝っている
  • 116622における生産年数が短い

という3点です。

ロレジウムといえば『プラチナ文字盤を指す』という認識があるほど“プラチナ文字盤”の印象は強烈です。

もともとプラチナ文字盤しか用意されていなかったため、今では青やグレーの新しい文字盤が新鮮に見えるのですが、最終的には“プラチナ文字盤”に原点回帰すると予測できます。

また、“プラチナ文字盤”はかなり凝った文字盤であり、製造コストも高そうです。“プラチナ文字盤”と今呼ばれていますが、文字盤全体がプラチナ製なのではなく、プラチナの粒子を吹き付けた文字盤です。

プラチナという素材のコストだけでなく、その加工コストも明らかに青文字盤やグレー文字盤よりも高そうプラチナ文字盤なのですが、中古相場では安く買えるため、お買い得なのは間違いありません。

この“プラチナ文字盤”こそ、他のブランドでは見られない、ロレックスの独創性高い文字盤です。

そして、そのロレジウムの象徴的であるプラチナ文字盤が生産終了となったことにより、116622のプラチナ文字盤は短命モデルとして今後希少になる可能性があります。

さらに、2015年から値下がり傾向の116622“プラチナ文字盤”、最近16622が若干高くなっているため、新旧における価格差は20万円以下

緑サブやGMTマスター2など、過去の例を見ると、ちょっと割高と感じても、その後の値上がり額が高い事例も多々あるため、この116622“プラチナ文字盤”にはかなり期待しています。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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