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値上がり傾向となった、ロレックスシードゥエラー16600

この記事の個体は約58万円ですが、60万円を超えるのモノも多く10月と比べて4万円という水準以上の値上がり傾向となっています。

また、この個体、ブレスレットの付け根部分であるフラッシュフィットの中央が一体型となっている“新しい部類”に分類されるモデルです。

最も安い場合、90年代前半モデルという傾向がかつては強かったため、今の相場においてはお買い得感がある個体です。

ちなみに5桁リファレンスが現行真っ只中だった2001年における新品実勢価格は39万円程度

同じ頃、サブマリーナの16610は約35万円だったため、当時の価格差は4万円

16610との価格差が今より大きかったのはロレックスが全体的に安かった2011年頃であり、その際は10万円程度の価格差でした。

そしてそこからサブマリーナとシードゥエラーは値上がりしたのですが、値上がり後の両者の相場はほぼ同一。

ですから、元の相場が安かった分、値上がり額はサブマリーナのほうが優秀だったのです。

今回、シードゥエラーが値上がり傾向となったことで、今後のサブマリーナとの価格差がどのような水準になるのか気になるところです。

なお、5桁リファレンスのシードゥエラーには1660016660があるのですが、新しいほうが16600

16660は主に80年代に製造された“80年代ヴィンテージ”であり、サブマリーナの168000あたりに対応するモデルです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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