そんな限定モデルとして“希少”かつありがたがられたモデルだったCS2110は、いつしか、
という強い個性が埋没していしまい、他のモナコとの差が分かりづらいモデルとなってしまいました。
その結果、数多くのモデルが存在するモナコのなかで“最も安い”存在という不名誉な位置になってしまったのです。
そして、時計相場が全体的に高いにもかかわらず、2016年夏頃からは15万円程度という水準まで低下。
そこから若干値上がりしたものの、2009年と比較して4万8000円程度しか相場に変化は無いという状況が続いています。
まして、これより個性に乏しい、3つ目の「タグホイヤー」ロゴのモデルのほうが、このモデルより高いというのは、とても違和感のある状況。
少なくともこの個性満載かつ、希少な「ホイヤー」ロゴのモナコは、「タグホイヤー」ロゴモデルよりは高値になってほしいと感じます。
もしも、現在の水準で「タグホイヤー」ロゴモデルより高値になると、23万円程度となり、2009年と比べて10万円ほど高値になるということにもなります。
すると、他のモナコと比べても、過去相場と現在相場の全体的な相関においても、なんだか自然な額に見えると思います。
1997年にデビューしてから今年で20年。さらに5000本の限定ですから、希少性は高く需要が上がれば、需要>供給となるのは早いでしょう。
ということでこのCS2110、良き時代の復刻「ホイヤー」として、今オススメな1本です。
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