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いつしかレアモデルに、オメガ『スピードマスター』ムーンフェイズ

それは、流通量がとても少なくなっているのです。

そして、相場も2011年とくらべて14万円以上値上がりしています。

最近、ブロードアローのほうは特に黒文字盤が安く25万円前後で購入可能な様子。

ブロードアローの黒文字盤は2011年において、このムーンフェイズより高かったのです。

ムーンフェイズは、なかなか魅力的な見た目で興味深い時計なのですが、値動きが多々あるという面白さも存在します。

これが出た2000年頃、新品実勢価格は40万円近くしたのですが、2005年頃になると新品が25万円前後まで下落。

そしてその後生産終了となると、中古が30万円以上に値上がりし、リーマンショック後の安い時期には20万円台前半まで下落。

そしてそこから再度30万円以上まで復活した後、今年に入って約35万円という価格まで上昇しています。

また、このモデルにはヨーロッパ限定の銀文字盤が存在しますが、そちらのほうがより少ないため高値の模様。

2005年頃に新品を買った人は、「新品で買っても値上がり」という状況です。

そして、驚くべきは、この特に珍しくないという印象の時計がいつしか数が少なくなっているという点。

2011年に購入した方は約14万円というかなりな値上がり額を体験できていることでしょう。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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