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年次カレンダーより高い、パテックフィリップカラトラバトラベルタイム5134G

トラベルタイムといえば、最近はアクアノートトラベルタイム”という印象ですが、かつてはカラトラバトラベルタイム”という存在。

トラベルタイムには、GMT機能が採用されていますが、パテックフィリップにおけるこの機構はコンプリケーションと分類するか否かが難しい時計。

2015年のバーゼルで出たトラベルタイムを搭載するモデルは、現在パテックフィリップのホームページではコンプリケーションのカテゴリに分類されていますが、その名称は「カラトラバパイロットトラベルタイム」です。

このパイロットがつくトラベルタイムも、アクアノートトラベルタイムも、両方共かつてのカラトラバとは違い、自動巻ムーブメントが採用。そして手巻き時代には無かった昼夜を示す窓も追加されています。

この「窓」の存在こそ、コンプリケーション的な機構であると感じ、現在のモデルがコンプリケーションというカテゴリに分類されても違和感のない理由の1つです。

しかし、かつてのカラトラバトラベルタイムは、パテックフィリップのホームページでもカラトラバの欄に表示されており、コンプリケーションという分類ではありませんでした。

さらに、この時計の新品実勢価格はコンプリケーションとだいぶかけ離れていたのです。

この頃、コンプリケーションに分類されるモデルで、もっとも機構が単純そうなのは5055などムーンフェイズパワーリザーブというムーブメント。

そのムーブメントを採用する5055は、当時の新品実勢価格が180万円程度しましたが、このトラベルタイムは120万円台だったのです。

ちなみにその頃、最も人気なコンプリケーション年次カレンダー5035

永久カレンダー機構といえば、超高級腕時計の代名詞的存在で、パテックフィリップではグランドコンプリケーションとなる要素ですが、機構を単純にした年次カレンダーコンプリケーション扱い。

その年次カレンダーの新品実勢価格は200万円程度でした。

ですから、機構的にも実勢価格的にもコンプリケーションに分類されるか謎だったワールドタイム

そんなワールドタイムですが、最近ではなんと年次カレンダー5035より高いといっても過言でない相場です。

(現在参考の腕時計がありません)
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パテックフィリップトラベルタイム5134Gの価格比較

時計名 状態 2012年3月の安値(ヤフオク) 期間 2017年4月の安値(楽天) 変動した額 残存価額
パテックフィリップ
トラベルタイム
5134G
中古 ¥1,450,000 5年
1ヶ月
¥2,367,000 917,000 163.24%
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