腕時計投資新聞

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2017年4月18日更新

優秀だったランゲ1は値下がり中、ランゲ&ゾーネ101.021

パテックフィリップアクアノートもそうですが、ある時期をピークに値下がり傾向となった時計が時計がいくつか存在。

アクアノート5167の場合、最も高かったのは2014年ですが、ランゲ1の場合は2015年ということになります。

一方、デイトナシードゥエラーなどスポーツロレックスは全体的に2014年や2015年よりも高くなっていますし、パテックフィリップノーチラスの5712に至っては2015年と比較して80万円も値上がり傾向

つまり、腕時計は株のように値上がりも値下がりもするのです。

これこそ、まさしく投資対象として機能しているということであり、面白さでもあるのです。

ランゲ1は、ある時期によっては100万円の値上がりですが、今回の例のように、違う時期では80万円という値下がりにもなります。

ランゲ1というと時計自体もパテックフィリップ並かそれ以上というように評価されている存在。

それでいて数も少なく、値上がり傾向だったことから、年を追うごとに値上がりしているとイメージしてしまいます。

しかし、きちんと相場を見てみると、2015年より80万円も値下がり状態なのです。

そして、この80万円安くなったということをどう評価するかもまた面白い点。

かつて、安くなったからといって売ってしまったら、その後再度値上がりして後悔した人も見かけました。

そういう事例もあることから、どう判断するかはかなり難しいところだと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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