サブマリーナというとデイト付きの16610や116610LNという印象が強いため、デイト無しのモデルはあえて「ノンデイト」と呼ばれます。
そんなノンデイトですが、最近ではノンデイトである5513がそれより高級なデイト付きの1680を上回る相場、というようにとても人気。
今でこそ最新モデルの114060はちょっとしたロレックス販売スペースで見かけることもよくある印象ですが、かつては見かけることが少ないモデルでした。
サブマリーナといえばデイトという印象が強く、ユーザーからの人気も店頭での取り扱われ方もマニアックという表現が似合うモデルだったのです。
スポーツロレックスといえばクロノメーター規格にパスしているというのが標準的な内容という印象ですが、このノンデイトは“ノンクロノメーター”という希少種。
実際、5桁時代のロレックスにおいてノンクロノメーターはサブマリーナノンデイトとエアキングぐらいだったため、スポーツ系というくくりでなくても例外的な存在でした。
そしてエアキングが6桁リファレンスにモデルチェンジしたと同時にクロノメーターとなり、モデルチェンジが行われなかった14060Mもクロノメーターとなったのです。
2001年においてエアキングやエクスプローラのムーブメントが新しくなったのと同じく、14060にもキャリバー3130が採用。
そして、リファレンスに「M」が付き14060Mとなるのです。
しかし、クロノメーター化された際はリファレンスに変更がなかったため「後期」などと呼ぶしか無く分かりづらい印象です。
ただ、画像を見ればクロノメーター化されたことにより4段化された表記が与える文字盤の印象は、ひと目で後期モデルと分かる存在感。
さらにこの時期、ルーレット仕様となったため、より一層後期特有の“新しさ”を感じられるモデルです。
1989年に登場した14060ですが、「M」も含めて2012年まで生産されました。
後期モデルが登場したのは2006年頃ですから、後期だけで6年間も製造。
とはいえ、後期がレアという印象は存在し、いつの時代も他の年式と比較して高値という傾向でした。
ロレックスサブマリーナZ番16040Mの価格比較
時計名 | 状態 | 2012年9月の安値(ヤフオク) | 期間 | 2017年4月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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ロレックス サブマリーナ Z番 16040M |
中古 | ¥355,000 | 4年 7ヶ月 |
¥550,800 | 195,800 | 155.15% |